↓ウルトラマン
↓ウルトラセブン
↓帰ってきたウルトラマン
↓ウルトラマンエース
↓ウルトラマンタロウ
↓ウルトラマンレオ
と来たからには、
タイトル的に、次は80(エイティ)なはずだが、
「ウルトラマン」のゾフィに始まる、
客演/再演ウルトラマン
についても、順を追って、
「恥ずかしい写真」がなかったのかを見ていこう。
ただ、この場合、
恥ずかしい部分は、
必ずしも電池収納場所だけとは限らない。
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ゾフィ(ゾフィー)
なぜ彼は「私は、M78星雲の宇宙警備隊員、ゾフィ(ー)」と名乗ったのか?
実は最終回「さらばウルトラマン」の初回放送時には、
マンの「お前は誰だ?」と言うセリフがあったんだそうな。
(現在はカット)
見れば同族なのはわかっても、互いに面識がなかったらしい。
後のウルトラ兄弟構想で、この設定は「なかったこと」に。
ここで関連して、マンCタイプの「恥ずかしい写真」
演者の古谷敏氏が同じ場面でゾフィを演じているため、
↓詰め物をしたマネキン状態のCタイプスーツは、
↑カラータイマーの上にクシャクシャに丸めたラップ(セロハン?)を乗せて、
破壊された様子を模していた。
ゾフィは、Cタイプの型から新たに抜いたマスクに、のぞき穴を開けず、
したがって、演じた古谷氏は、完全に盲目状態だった。
それでも、しかるべき位置に黒ずみがあるのは、眼球の型に、穴用のへこみが刻まれていたためと推測される(※確証はありません)
↑ボディはAタイプ→にせウルトラマンの再々改造。右脇下(画面左側)に、「恥ずかしい」電池の膨らみが確認できる。
ウルトラマンの基本模様に、フチ取りを付け足すパターンは、
↑劇中のにせウルトラマンではなく、
↓デザイン画の方に、端を発している。
デザイナーの成田亨氏にとって、
ウルトラマンの目の覗き穴は、それこそAタイプの頃からの懸案で、
↑目はダイヤカットにしました。
目ののぞき穴を開けたくなかったのです。
透明プラ板の押し型で、中から見えて外から見えない造形が
出来るはずだと思ったからです。
——「MANの造型」成田亨
↓ダイヤカットの眼球の乱反射で、その中の覗き穴を目立たなくする方法は、結局うまくいかず。
最初のマスコミ披露の場で、午前中は盲人のように手を引かれて現れたマンは、
昼休みの休憩時に、成田氏がしかたなくドリルで穴を開けて、目が見えるように改造され、午後には介護なしで独り立ちしていた。
とにかくできれば、開けたくなかった。
そのため最終回のゾフィは、アクションがないと判明たちまち、
理想のCタイプ登場のチャンスとばかりに、
↑後年に成田氏が理想のウルトラマンと定めたのはCタイプ。
↓ただし、のぞき穴は開いていない。
穴を開けないことに決めたようだ。
そうなると、演者の目の位置を無視できるため、
ゾフィの眼球は、マスク全体のバランスを考慮し、
↓マンCタイプより、ほんの少しだけ上の方についている。
↑またゾフィのトサカは、黒く塗られており、
これは飛び人形でも同じ。
↓身体の模様は、基本ラインが朱色、縁取り二重線は純赤なのが読み取れる。
↑同一場面のマンのトサカが銀なので、逆光で黒く見えているわけではないのがわかる。
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ゾフィーと音引き(ー・長音記号)がついた、
再登場以降のスーツ変遷は、こちらと、
こちらで。
初代マン再登場
「帰ってきたウルトラマン」第38話の、「ウルトラの星光る時」以降、
エース5話分、タロウ1話までの初代ウルトラマンは全て、
菊池英一(現・きくち英一 )氏用の、マン2世のスーツの塗り直しに過ぎず、
プロポーションが古谷敏氏とは似ても似つかないため、
「恥ずかしい写真」は、
あえてグループショットでお茶を濁す。
とにかく、昨年のブルーレイ発売記念の企画で、
古谷氏ご本人が再演するまで、
元来のプロポーションどおりの、
まともな初代マンを見かけた記憶がない。
かろうじて思い浮かぶのが、
1984年の東芝ビュースターのCM用のスーツ。
東芝ビュースターのCMで使用されたスーツ。
造型家の若狭新一が製作したもので、この時期から旧作に強い思い入れのある世代が作り手として活躍しはじめている。
ブーツのつま先が反り返っており、ウルトラマン第30話に登場したCタイプに近いスーツとなっている。
同マスクはオリジナルから複製されており、目は新造パーツを使用。なお、このマスクのレプリカが雑誌「宇宙船」誌上の企画において5名の読者にプレゼントされた。
このスーツ、当時銀座の歩行者天国で、
ぐうぜん出くわしましたよ!
まあ、今の目からすれば、
目は黄色じゃないよ、
とか、
つま先は、Cタイプの確定版なら、そり返ってない方が…
とかはあるけど、当時は衝撃。
やればできるじゃん、って感じだった。
結局、スーツ以上に、演じる人の体型が決め手ですけどね。
動画はYouTubeにビデオ画像が豊富にあるが、
ネットでビュースター版ウルトラマンの静止画探しは、至難の業。
たまたまオークション(終了)に、
シールが出品されてた痕跡を拾って、
↓現時点でかき集めた全てがこれ。
映画「ウルトラマン物語」でも、このスーツが使われた。
赤が朱色よりの、明るいシャインレッドだとわかる。
作品外(TVCM)から、映像本編(映画)への下剋上を見事に果たしたビュースター版だが、
グランドキングと戦う場面には、別のスーツが使用された。
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「恥ずかしい写真」は、まだまだ続きます。