〈ゾフィ〉マンCタイプ(3)/ 遅れてきたウル伝〈その9〉 | アディクトリポート

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ウルトラマンCタイプについての、3回目。

だが、もはや語ることもさほどないので、Cのバリエーションのゾフィについて。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-う゛ぇたs

宇宙警備隊長ゾフィー(オトビキあり)ではなく、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-430zoffy
↑こちらではありません。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-zazaza


一(いち)宇宙警備隊員に過ぎない、

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-tehonn

最終39話「さらばウルトラマン」に登場したゾフィ(オトビキなし)について。

ゾフィのマスクは、Cタイプの型から新たに抜いたもので、ウルトラマンのスーツから外して再利用したわけではない。

同時に映る場面があって、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-furuzofuxi
↓ゼットンに光線技で倒されたウルトラマンのカラータイマーは、外見上は無傷。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-まんです
↑ところが赤い玉の中では、カラータイマーは物理的に割れている。(ラップをかぶせたらしい)
これは倒れたウルトラマンのカラータイマーをゼットンが叩き割る場面が、残酷すぎるとカットされたため。

↑その場面で、ウルトラマンのマスクが健在である。

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-しゃっ
ゾフィのマスクには、のぞき穴がないと言われていたが、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-あっぷ
ほんの小さいものが開いているようだ。

修正記事はこちら

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-あなだい

顔の中央に走る、鼻筋からトサカのラインが黒く塗られていて、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kuro
この黒塗りは、同じ回に登場する飛び人形にも確認できる。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-とび
トサカが「黒く見える」のは、逆光の影の可能性もゼロではないが、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-とびあっぷ
↓並んで飛行するウルトラマン(右)のトサカとは明らかに色が異なるので、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-tobibi
↑ゾフィは黒なのだとわかる。


そのため近年の製品では、このトサカの黒塗装を再現したものもある。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-aka
X-PLUS 大怪獣シリーズ ウルトラマン編 少年リック限定仕様
「宇宙警備隊長 ゾフィー(劇中カラー版)」

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kuro


商品名がゾフィ「ー」で、肩書きが「隊長」なのは、それが現在の公式設定のため。

ゾフィのスーツは、ウルトラマンAタイプの流用。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-bikabika

演じたのはウルトラマン同様に古谷敏で、詰め物をした演者不在のウルトラマンのスーツが目前で吊されているのを、(よりによってそれを演じ続けた自分が)見下ろすのは、奇妙な感覚だったという。
(この証言からも、ゾフィの視界が確保されていた=のぞき穴があった事がわかる)

下記コメント参照

ウルトラマンになった男
古谷 敏
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Aタイプスーツの再利用は2回目で、1回目は、ニセウルトラマン(第18話「遊星から来た兄弟」に登場)だった。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-nisew
にせウルトラマンを演じたのは、池田文男(池田芙美夫)。

ウルトラマンのスーツは、演者の古谷敏ぴったりの寸法でつくられているため、
にせウルトラマンの上半身はフィットしても、
脚は短めで、本物のウルトラマンより若干背が低い。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-っっざ
↑各所が尖っている形状の差異だけでなく、胸の下と腰の上の赤いラインが黒く縁取りされて、ニセモノ感を強調している。

デザインは成田亨。マスク造形は佐々木明。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かおみっつ

ゾフィに話を戻すと、

(以下、Wikiより転載)
早い企画の段階ではその存在は「ウルトラマンの実兄」という発想であり美術デザインの彫刻家、成田亨に対し「ウルトラマンの兄を登場させるのでウルトラマンに何かを付け加えて」との指示でデザインされた。


$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ani

両者についての詳細は、こちらでご覧ください


にせウルトラマンもゾフィも、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-がしゅう
青森県立美術館の収蔵リストによれば、にせウルトラマンのデザイン画は1966年、ゾフィーは1967年に描かれたもの。

成田亨画集―ウルトラ怪獣デザイン編
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ウルトラマンのバリエーションとして、成田亨の渾身作だったようだ。
イラストは現在、
↓青森県立美術館に収蔵されている。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-あおもり

そしてこの2つのキャラクターは、劇中のフィルム以外に、一切資料写真が残されていない点でも共通しており、前回紹介した「キャラクター大全 ウルトラマン 全調査報告」にも、
キャラクター大全 ウルトラマン 全調査報告

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DVDからの流用画像しか収録されていない。

よって今回に限っては、本ブログの方が、「全調査報告」より勝っている部分が、あるかも知れない。