先日のトホホなおせちの話、週明けのワイドショーとかニュース、特にフジテレビでずっと取り上げられてますが……
ってことは取材源はネットなので、「個人ブログと同レベルかよ!」って気がしますが、
そのフジテレビの番組が逆に、告発の対象になってますね。
この番組、たまたま見てたので、自分なりにまとめますと。
お正月にフジテレビが自信を持ってお送りする一大イベント番組!
『芸能界特技王決定戦~TEPPEN~』
2011年1月4日(火)19時00分~22時00分放送
ピアノ部門
剣道部門
アームレスリング部門
に続く、絵画部門
絵のうまい芸能人を競い、前回チャンピオンは、南海キャンディーズのしずちゃん。
今回のお題は「美女」
挑戦者第1号は、ダチョウ倶楽部の肥後。
元グラフィックデザイナーだけに、可愛らしいタッチで、なかなか達者。
しかし評者の山田五郎たちは、
「遠近法(パース)が狂ってる」
「ペンギンの群が小さ過ぎる」
「氷山の稜線が鮮明すぎる」
等、テクニック面でのつたなさばかりをあげつらう。
第2号は、レーザーラモンHG
芸風同様、画風もコテコテだけど、個性がよく出てて、印象は強い。
美女のお題で、マッチョを描くところに、ハードゲイの資質(ホンモノじゃなくて、「ゲイ」ならぬ「芸」だろうけど)も、よく表れている。
三番手が、問題の弁護士、本村健太郎
いかに絵画の才に秀でていたかが、粉飾気味に語られ、
評者はテクニック面のみを賞賛し、
どうして「美女」と言うお題で、本村がこの絵柄を描いたのかには、あまり触れない。
で、見てて感じたのは、この絵はどうせ、空想で(つまり何も見ないで)描いたのではなく、何かを(たぶん写真を)見ながら描いたんだろうってこと。
何も見ないで一枚の絵を完成させるのと、何かをそっくり描き写すのは、創作のレベルが全く異なり、当然前者の方が、創造性という観点において、芸術的価値は高い。
という意味では、写実的描写力だけの本村よりも、
四番手のパパイヤ鈴木の、素朴ヘタウマ叙情派の方が、よほど芸術的価値がある。
結局はしずちゃんが、
1点差で本村を破り、ディフェンディングチャンピオンとなったが、
不審に思った視聴者の調査で、以下の写真が発見された。
zemotionと称するシンガポールの写真家(Zhang Jingnaが本名)の、Sakuran.と題する作品。
モデルは大島央照だとか。
見ただけでアウトだけど、
検証すると、見ながら描いたんでもなく、完全なトレース(重ね描き・写し描き)。
なにがまずいって、それこそ何から何までだけど、一番の問題は、法律のプロのはずの弁護士が、著作権違反を平気でやってること。
「行列のできる法律相談所」でも、
人気取りのつもりなのか、一人だけ突飛な解答をして、
他の弁護士から呆れられてたけど、
今回の件で、完全にインチキ弁護士の正体が暴かれた感じ。
「こういう場合は損害賠償を請求できるのか?」
って、「行列」に投書しようかなあ。
で、放送までには、フジもこのトレースを察知しながら、エンドタイトルに、〈絵画協力〉として表記を加えるだけでごまかそうとして、
〈絵画協力〉model Chiaki Oshima by Zhang Jingna
その件をチクられた元ネタの写真家は「おいおい、聞いてないよ!」と、怒ってるらしい。
zemotion
Okay SO. APPARENTLY. The Fuji TV show TEPPEN caused quite a after airing last night.
I gave permission to the production firm to reference Sakuran,
but not trace.
It's on 2chan now (Japanese 4chan equivalent?) lol. God Iwant to facepalm.
どうやらフジテレビのテレビ番組「TEPPEN」が昨夜のオンエア後に問題になってるようだね。
私は自分の作品・写真「さくらん」を「参考資料として使うこと」なら、番組制作会社に許可はしたけど、トレースの許可なんかしてないよ。
今2chで騒ぎになってる(こっちでいう4chみたいなもん?)笑
ああ、参ったな。
あたりまえだよ!
おせち事件の引責辞任同様に、本村氏も、弁護士を辞めるべきですね。
自信作(盗作)の前でご満悦の、本村健太郎弁護士(笑)。
フジのワイドショーとニュースで取り上げる……はずないか。
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