海外版「ヤマト」、STAR BLAZERS(スター・ブレイザーズ)公式サイトの実質的な運営者、ティム・エルドレッド氏からの依頼で、
この雑誌の、
ランデヴー 第6号 月刊OUT1978年9月30日号増刊 380円
座談会記事を訳した。
1年待ってようやく公開された『スター・ウォーズ』(1977)をサカナに、「ヤマト」と比べてあれこれ語るんだが、問題は以下の部分(青字表記)。
A:でも、かなり日本のものから盗んでいるね。
X翼が一機ずつ羽根をひねって降りていくのは、
七色星団でもあったし、
↑この動画の、5:19あたりと
↑この動画の、1:12あたりを比較。
(※もっともこういう場面は、戦争映画にはつきものなので、七色星団を参考にXウイングのダイブ映像ができたとはさすがに考えにくい)
あの照準器は
モロ「ヤマト」でしょ。
そうかなあ……
もしかして、↑こっちのことを言ってンの?
R2D2 だってアヤしいなあ。
まあ、これは間違いないでしょうね。
C:酒場のシーンでは、「あ、バンデル星人」(笑)、
↑はいはい、こいつですね、アルコナ(種・発音は「アコーナ」)
↑こっちが「キャプテンウルトラ」のバンデル星人
「あ、見込し入道」(笑)、
↑正しくは「見越し」入道。容姿や目の数には諸説あり。
↓こちらがアビシン(種)
他にもどっかで見たようなのが多いし。
というわけで、ようやく今回の本題は、
*アルコナ(撮影時の呼称Tヘッド=T字頭)は、バンデル星人のパクリか
*アビシン(撮影時の呼称サイクロップス=一つ目)は、見越し入道のパクリか
まず注目したいのは、このエイリアン2体は、追加撮影用の強化メンバーだったこと。
というのも、カンティーナ(酒場)のエイリアン造形は、入院したスチュアート・フリボーンが抜けたイギリス造形チームのつたない腕前のため、
ご覧のように、イマイチさえない顔ぶれに。
↑元々のイギリスの撮影要素だけで構成された、カンティーナのシーン。
なかなかスゴイよ、いろんな意味で。
そこでアメリカ帰国後に追加シーンを、リック・ベイカーを中心の造形チームが強化して撮り足し。
ただし全部が新造形ではなく、ベイカーの過去の作品も、けっこうリサイクルされている。
〈証拠写真〉
ターミナルマン=端子男
ウルフマン
リサイクルはほかにもあるけど、とにかくアルコナとアビシンは、どちらも新造形。
一連の情報は、このサイトに詳しい。
ジョン・ローザム(John Rozum)の個人サイト
SW公式サイト(Cantina Roll-Call)
ルーカスは、例の秘蔵の書を、
リック・ベイカー達に手渡したのか?
まずはアルコナで検証
たしかに同書のバンデル星人に似てはいるが、
ただしこの画像(48ミリ×37ミリ)を、
このページ(100ミリ×145ミリ)から、
見つけねばならない。
次がアビシン
例の書に「見越し入道」という項目はない。
三ッ目妖怪(「行け!牛若小太郎」)がけっこう似てるが、画像はすごく小さい。
実物(48ミリ×37ミリ)を肉眼で見ても、三つ目かどうかさえわからない。
一つ目というのがいた。
う~ん、どーでしょー(長嶋茂雄風)
次回はとっておきの画像を用意してますので、お楽しみに!
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