ぜひご来店ください!
「携帯彼氏」「天使の恋」同様に、
時期遅れで地元シネコンで上映されたので鑑賞。
大洗にも星はふるなり
テレビドラマの演出あたりで認められて、「どう、今度映画でも撮ってみない?」って誘われて撮ったんではないかと推測される。
で、舞台劇をもとに、成功作「キサラギ」(2006)あたりを参考に撮ってみた……
そして失敗したのが、この作品。
舞台から映画に転用する際に、「これは踏襲。これは変える」という取捨選択が欠かせないはずだが、そこらへんがまだまだ中途半端。
どうも、元になる舞台劇に頼りすぎて、吟味もせずに、そのまま撮っている感じがして、そこらへんも流行の共依存的症状がでている。
共依存っていうのは、根拠もなく、互いが互いでなければ成立しないと、関係を絶対固定化してしまうこと。
恐らく第一作なので、あまり大風呂敷を広げず、手の負える範囲でまとめたんだろうけど、一度こういう小品でまとめる小技を覚えてしまうと、結局安上がりで、どうでもいいような間に合わせ的なものばかりを作り続ける、無限ループに陥ってしまうことになる。
それを避けるには、志を高く持って、多少自分にはムリ目な作品を目指して、それを重ねていきながら、グレードアップ、スケールアップ、スキルアップを図るしかない。
俳優のメンツも弱すぎる。
この↓映像も、本編には出てこないことからわかるように、現場は色々とムダが多かったんではないか。
どうせ映画を撮るなら、見る価値のある作品、時間のムダにならない作品を目指しましょう。
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