護られなかった者たちへ | サッチーのミーハーシナリオブログ
新型コロナウイルスに関する情報について

サッチーのミーハーシナリオブログ

アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

今月は平日ほぼお休み。

この機会に映画三昧📽️📽️📽️

総理の夫とどっち観ようか迷って観たのは

「64~ロクヨン」の瀬々監督作品

護られなかった者たちへ



監督 瀬々敬久
原作 中山七里

出演
佐藤健 阿部寛 清原果耶 賠償美津子
吉岡秀隆 林遣都 永山瑛大 緒方直人

箇条でざっくり書くと。
2011/3/11で家族や家、仕事を失った者、
出逢ったひと、追う者、追われる者。
生活保護に頼るひと、仕方なく頼らざるをえないひと、頼られる側、ふるいにかけなくてはいけない側、、、
逆恨みする者、される者、、、
ヒューマンものにサスペンスが融合されて胸を締め付けられるのは「64ロクヨン」もそうだった。

自分がシナリオ教室に通っている時期に、3/11の大震災、津波被害が起きた。

その後、習作発表でクラスメイト達がやたら大震災の事ばかり書くので先生が
「書きたい気持ちは分かるけど、タイムリー過ぎて生々し過ぎ。今はコンクールとかコンペには出さない方が良い」
と言っていた事を思い出すが。

数年してもう大震災のシーンやテーマがドラマなどで放送され。
10年経って本格的ロケ映画が出来たんだな、としみじみ思う。

監督も、仕事仲間の大震災後の避難所の人々を描くドキュメンタリー映画に関わったり。
脚本家さんもプロデューサーさんも、被災地状況を詳しく調べたりしてる。
ロケ地も地元宮城の廃校した小学校や、実際の市役所、防波堤など生々しい。

本当に被災して九死に一生をえたり。
大切な家族を失くしたり。
大切な住みか、船、財産、仕事を失くしたり。
リアルに体験した人は震災を描いた映画やドラマを観てどう感じるのだろう。
いや、はたして観れるのから。
と思いながら観てしまった。(罪悪感)

物語の軸はむしろ、生活保護問題。
原作とは、時間軸、キャラクターの性別などを変えているらしい。
震災と生活保護と両柱なのでやや盛りだくさん感はある。
佐藤健くんの迫力、熱演がすごい。
流行りのシュガーとか、健ファンではないけど、今大人気俳優の顔とはまた違う職人気質俳優的なものを映画「ひとよ」やこの作品から感じた。
監督が気付かなかったクライマックスシーンセリフの変更案を出したのも健くん。

復讐事件の発端となった生活保護を貰えないせいで餓死した独り暮らしのけいさん役賠償美津子さんはもうけいさんにしかみえない。
避難所で他人なのに、一生の絆を築くかんちゃんにはどんでん返しがあるから詳しく書けないけど。

私事ですか去年のコロナ禍。
大黒柱のペーターの仕事先の外食業は破綻。
再就職もどうなるか分からず、社宅も解除。
私のパート先も自粛で閉鎖。

持ち家がないのは自業自得とは言え。
社宅を出ていく先も決まらないし。
実家に帰っても働く場所がない。 
不安に駈られて時間だけはあったから区役所に、住宅補助の説明を聞きに行った。
「もし、社宅解除されて仕事も見つからなかったら住宅補助とかして貰えるんでしょうか」
収入が途絶えたと証明されたらその間の資金は利子なしで貸して貰えるとか。
私がよほど真に迫っていたからなのか。
「生活保護も申請出来ます。クーラーは大丈夫ですが自家用車だけは処分してもらいますが」
と提案された。
結局、ペーターは再就職、私のパートも再開、社宅をそのまま名義変更し住みかは守れた。
その時親身になって聞いてくれた職員さんに感謝。

生活保護、決して遠い話でないと思った。

一つ、ネタバレしますが。

一番、哀しく、胸が張り裂けそうだったのは

けいさんが生活保護申請を取り下げたのが、生き別れて(自分の存在さえ知らず)立派に起業している実の娘に自分がこんなに困窮していること、死んでも知られたくないという事実だった。

近年実際に起こった震災や事件を元にした創作作品を観る時は、いったいどうゆう見方をしたらよいのか、最近の課題になっている。

一つ分かったのは。
他人事じゃない。

天災は誰の身にも起きるし。

この歌の歌詞を噛みしめよう。