魔法少女まどか☆マギカ 第8話「あたしって、ほんとバカ」 | 無限回廊幻想記譚 旧館 -アニメ・映画感想-

魔法少女まどか☆マギカ 第8話「あたしって、ほんとバカ」

自らの肉体が傷つく事も厭わず戦う方法を選んだ美樹さやか。
「やり方さえ判っちゃえば簡単なもんだね……
 これなら負ける気がしないわぁ」

佐倉杏子に借りは作らないと魔女を倒して手に入れたグリーフシードを差し出す。
そんなさやかを哀しげに見つめる鹿目まどかは、激しい疲労にふらつくさやかを支えて帰路につく。
「あのバカ……」
さやかの後ろ姿を見つめる杏子。

雨の降る中、バスを待つ二人。
「さやかちゃん……
 あんな戦い方、無いよ……」
見てるだけで痛かった、感じないから傷ついても構わないなんてダメだと語るまどかに、才能のない自分にはそんな戦い方でなければ勝てないのだと告げる。
あんな戦い方ではさやかのためにならないというまどかだが、さやかは今の自分は魔女を殺すためだけに存在するのだと語る。
さやかの幸せために何かしたいと思うまどか。
「だったらあんたが戦ってよ」
キュゥべえからまどかにはもの凄い才能があると聞いたさやかは、自分のために何かしたいのなら、自分と同じ境遇になれと迫る。同情で人間を捨てる事は出来る筈がないと冷たく言い放つ。
遂に精神的に壊れ始めている負の感情が抑えられないご様子です。。
「何でも出来るくせに、何もしないあんたの変わりに、私がこんな目に会ってるの。
 それを棚に上げて、知ったような事を言わないで!」

さやかはまどかを拒絶する。
さやかはまどかに辛く当たる自分に嫌悪していた。そんな彼女のソウルジェムの濁りが強まる。
本当は自分が望んで魔法少女になったのであり、まどかには何の罪も無い事は百も承知していて、それでも自分の辛さを誰かにぶつけないと気が済まなくなってしまっているのだろう。恭介に対して出来る筈もなく、かと言って魔法少女の事を知らない仁美に対しても出来ない。結局事情を知っているまどかに罪を押しつけてしまったわけだ。
そしてソウルジェムがいよいよヤバい事になってきた。

ワルプルギスの夜の出現予測場所まで絞り出している暁美ほむらは、杏子にあくまで統計で判明したのだと説明する。
過去にワルプルギスの夜が見滝原町に出現した痕跡はなく、ほむらの言葉を信用しきれないでいる杏子は、もう少し手の内をみせてもいいのではないと告げる。
と、そこに自分も同感だとキュゥべえが姿を現した。
キュゥべえに激しい憎悪を向ける杏子に対して、キュゥべえは重要な情報を報せにきたと告げる。
さやかは肉体だけでなく精神的にも消耗が激しく、彼女自身が呪いを生み始めており、このままではワルプルギスの夜よりも先に厄介な事になるかもしれないので、注意した方が良いと警告する。
キュゥべえの言葉を理解できない杏子だが、キュゥべえはほむらに聞いてみれば良いと告げる。
キュゥべえが伝えていない筈の知識を所有している彼女の正体に言及しようとするが、ほむらはキュゥべえを追い返す。
「彼女のソウルジェムは穢れを溜め込みすぎたのよ。
 早くなんとかしなければ、取り返しの付かない事になる」

第1話から散々言われていたソウルジェムの穢れ。それが完全に溜まってしまった時にどうなるのか。そもそも何故みんなその事についてキュゥべえに確認しようとしなかったのだろうか。
ソウルジェムをグリーフシードで回復させなければいけないのが、ただ魔法が上手く使えないだけとか思っていたのだろうか。
少なくとも、今の杏子たちはソウルジェムが自分たちの本当の魂であると知っている以上、それが穢れる事の危険性というのをもっと把握しても良さそうなものなのに。
キュゥべえがわざわざ報せにきたのは、本当は心配してではなく、ほむらの正体を確認しようとしての事ではないのだろうか。

夕方、帰宅する上条恭介についていた志筑仁美は、恭介に話があると告げる。
学校を休んださやかを心配して自宅を訪ねたまどかは、さやかが昨晩から帰宅していない事を知り探し廻る。
仁美と恭介が楽しそうに会話を続けている姿を目にして、更に戦いへと没頭していく。
二人の様子からすると、仁美は恭介に告白したのだろうか。
さやかを後押しするための嘘かもしれない、とも思っていたけど。会話そのものは聞こえていないので、仁美が告白して恭介が照れていたのか、それ以外の事なのかが判らない。
どっちにしてもさやかは崩壊の一途です。

ソウルジェムの穢れが進行するさやかにグリーフシードを差し出したほむらだが、さやかはそれを拒絶する。
「あんた達とは違う魔法少女になる。
 あたしはそう決めたんだ。
 誰かを見捨てるのも、利用するのも、そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ。
 見返りなんていらない!
 あたしだけは絶対に自分のために魔法を使ったりしない!」

「……あなた、死ぬわよ」
「あたしが死ぬとしたら、それは魔女を殺せなくなった時だけだよ。
 それってつまり用済みって事じゃん。
 ……ならいいんだよ。
 魔女に勝てないあたしなんて、この世界にはいらないんだ」
たださやかを助けたいだけだと語るほむらだが、さやかはほむらが「嘘つき」だという事が判るのだと告げる。
ほむらが何もかも諦めた目をして、いつも空っぽの言葉を口にしている、と。
「そうやって、あなたはますますまどかを苦しめるのね」
「……まどかは、関係ないでしょう」
「いいえ、何もかもあの子のためよ」
そんな彼女の言葉を肯定するほむらは、さやかを助けたいわけではなく、さやかの破滅いく姿をまどかに見せたくないのだと告げる。
ここでまどかの名前が出てくるというのは、流石にさやかにとっても予想外だったのでしょう。転校してきたばかりのほむらにとって、まどかをそこまで大切にする理由が見付からないし。
これ以上まどかを悲しめるなら、自分の手でさやかを殺すと迫る。
駆けつけた杏子がほむらを取り押さえて、さやかを逃がす。
やっぱりすべてはまどかのためだけに活動していたほむら。
彼女とまどかが一体どんな関係だったのか。

電車に乗っていたさやかは、自分のために働くギャバクラ嬢の事をバカにするホストたちに、さやかはその女性が彼の事が退治で喜ばせたくて頑張っていたのであり、それが判っていたいたのにお礼も言わずに、役に立たないなら捨ててしまうのかと問い始める。
「ねぇ、この世界って護る価値あるの?
 あたし何のために戦ってたの、教えてよ。
 今すぐあんたが教えてよ。
 でないとあたし……」
さやかは肉体が闇に蝕まれていく。
この世界を無償で護ろうとしていたさやかは、自分と同じく必死に尽くしていた女性をバカにして食い物にしているだけの男たちと出逢い、最後の一線を越えてしまったようだ。
ソウルジェムが穢れてしまっている事で、そうした負の感情が連鎖的に進んでしまっているのだろうか。

さやかを捜し廻るまどかの前に現れたキュゥべえに自分が凄い魔法少女になるというのが本当なのかと確認する。
その気になれば宇宙の法則すらも変えてしまう途方もない魔法少女になれるというキュゥべえだが、何故まどかだけが理論的にあり得ないほどの潜在能力を持って生まれたのかは判らなかった。
「君が力を解放すれば、奇跡を起こすどころか、宇宙の法則をねじ曲げる事も可能だろう」
自分には取り柄などないのだと思っていたまどかは、それを甘んじて受け入れようとしていた。
「現実は随分と違ったね。
 まどか、君は望むなら万能の神になれるかもしれないよ」

キュゥべえと契約して魔法少女になればさやかの体を戻す事など造作もない事だというまどかは、魔法少女になろうとするが、キュゥべえを銃で撃ち殺してしまう。
「なんであなたはいつだって、そうやって自分の事を犠牲にして。
 役に立たないとか……意味がないとか……
 勝手に自分を粗末にしないで!
 あなたを大切に思う人の事を考えて!
 いい加減にしてよ!!
 あなたを失えば、それを哀しむ人がいるって、どうしてそれに気付かないの!?
 あなたを護ろうとしていた人はどうなるの!?」

涙を流して膝から崩れ落ちるほむら。
ほむらと以前にどこかで会っていたのか、疑問を感じるまどかだが、さやかはもう助からないと知るほむらは呼び止めようとするも、ほむらをその場に残してさやかを捜しに立ち去ってしまう。
ほむらが必要以上にまどかに接しなかったのは、まどかにおそらく別の時間のまどかとの事を知られまいとするためだったのだろう。圧倒的な魔法の才能を持つまどかは、下手に刺激してしまえば呼び水となってまどかとの関係を知ってしまうのかもしれないな。

泣き崩れるほむらの前に、新たな肉体で現れたキュゥべえは破壊された肉体を喰らってしまう。
魔法少女にとってソウルジェムが本来の魂で、肉体が器でしかないように、キュゥべえもただの器本当の魂はまったく別のところにあるのだろう。
ほむらがワルプルギスの夜に執拗に拘るのは、そのワルプルギスの夜にキュゥべえの本当の魂が出現するからかもしれない。
『時間操作の魔術』だと気付いたキュゥべえは、彼女がこの時間軸の人間ではないと気付く。
キュゥべえの正体も企みも知ると語るほむら。
「絶対にお前の思い通りにはさせない、キュゥべえ。
 ……いいえ、インキュベーター!

名前からして完全に悪魔ですよ……まさしく淫獣。
そしてほむらはやはり別次元の人間でしたか。過去に同じ時間を過ごして、そこでまどかはほむらたちのために命を捨てて戦ったのだろうな。その結果世界が消滅したのか、それとも命がけでワルプルギスの夜を防いだのかは判りませんが。いずれにしても、ほむらはまどかを救うためだけに、この世界にやってきたのいうわけだ。

電車のホームでさやかを見つけた杏子に、珍しく素直に応対するさやかは、もうどうでも良くなったのだと自暴自棄に語る。
一体何を護ろうとして、何のために戦っていたのか、それすら見失ってしまっていた。
穢れに染まりきったさやかのソウルジェム。
人を救うと、その分自分の心に恨みや妬みが溜まり、一番大切な友達を傷付けてしまった。
「さやか! あんたまさか!?」
「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。
 あたしたち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね。
 あたしって……ほんとバカ」

呪いに包まれたソウルジェムが闇に染まり、杏子を弾き飛ばす。
さやかは自分がそうなった事で、魔法少女という存在について理解したのだろう。そして自分がこれからどうなるのかも判っていたのだろう。

「この国では、成長途中の女性の事を『少女』って呼ぶんだろ。
 だったら、やがて魔女となる君たちの事は……
『魔法少女』って呼ぶべきだよね」

やはり魔法少女=魔女見習いでした。
キュゥべえこそが魔女を作り出している諸悪の根源。
魔女狩りながら魔女を作り出す、そうやって負の連鎖を延々と続けていたのか。
まどかをあの手この手で魔法少女にしようとしたのも、圧倒的な力を持つ魔法少女となれるまどかが魔女となった時に、世界を変えるほどの存在となるからだろうな。それこそ全人類を死に追いやるほどの力を持つのではないのか。

次回 第9話「そんなの、あたしが許さない」

魔女となってしまったさやかを倒すためにまどかが魔法少女となるのか、それともほむらと杏子で倒すのか。
杏子はなんとかしてさやかを下に戻せないかと頑張ろうとするのかな。
もの凄い杏子が死にそうです……

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