4月28日(水)約3年2ヶ月ぶりとなる参議院憲法審査会が開催され、憲法の対する考え方についての自由討議が行われました。はじめに、各会派から持ち時間7分の意見表明が行われ、国民民主党からは矢田わか子議員が意見を述べました。矢田議員は、1.憲法審査会の運営・進め方について 2.国民投票法改正案への対応 3.憲法改正への基本的考え方の3つの論点にから意見を述べました。全会派の意見表明ののち、委員間の意見交換が行われ、足立も3分間の意見を述べました。はじめに、「国の最高法規である憲法の論議は、国民とともに不断に行うべきで、責務だと考える」と述べた上で、これまで党内で行った論点整理について紹介し、現行憲法の「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」は堅持した上で、「個人の尊厳」「地域の尊厳」「国家の尊厳」を目標に定めていくことが重要なのではないか、と述べました。そして、「基本的人権の尊重」の中でも外国人の人権について憲法で明文化されていないことに触れ、このグローバル社会において重要な視点であり、明文化すべきであると述べました。最後に、「国民主権」の具現化として、選挙制度のあり方について最高裁が参議院に求めているのは一票の「価値」の平等であり「機会」の平等ではない、と述べ、関連して日本において、参議院選挙が3年に1回、衆議院選挙が平均して2年6ヶ月に1回、これを通分すると、国政選挙が1年7ヶ月に1回行われていることになるということを挙げ、「これだけ頻繁に選挙があると、大胆な(政策の)方向転換やじっくり将来を見据えた政策提案が難しくなる」と述べ、7条解散(内閣の助言と承認により天皇の国事行為として衆議院を解散できる)の制限や認めないということも含めた議論が必要ではないか、と述べました。

 

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