少しだけ驚いたことがありました。

おとといの水曜日、関西テレビの「めでぃちゃんムービー」という企画で(ネットでも他のサンプルをご覧いただけます)、大阪扇町のテレビ局に初潜入(といってもちゃんとした仕事ですが)して不妊症や不育症にかかわる5分番組を3本収録しました。

そこで考えたことがありました。それは、

(誰か会わへんかな~、有名人)です。

それと今回の本題とはまったく関係ないです(ツッコミ)

あらかじめ素人様にも内容がご理解いただけるよう腐心して原稿を書いて臨んだものの、

その中でも編集の方や、アナウンサーの方が一番興味を持たれたのが「この処置は保険が適応されます」、「この検査は保険が適応されます」というくだりでした。本番では2回ともこのフレーズを端折って喋ったら、

「そこ、とても重要です!」「とても高額な不妊症治療費の中で保険が効くなんてありがたいですからね」とのコメントでした。皆様、口をそろえて。

「あ!...  なるほど!!」

原稿には書いておいたものの医学的にもっと重要なことがあると考えて、「まあ本題とは関係ないから、端折っちゃえ。」の乗りで、検査や処置が保険が効くかどうかは気にも留めていなかったのですが、やはり医療提供側と世間様や患者様側では金銭感覚が違うんだなあと改めて認識させられました。 

本当に反省、反省です。

私は不妊治療が高額という言葉がつねづね好きではなく、何とかしたいと20年以上も前からいつも思っていました。また多分、治療費を安くしようと日本で一番考えているものだと密かに自負していたのですが、まだまだ認識不足でした。

認識を新たにしてこれからも「高額な治療費」を少しでも抑えるために医療提供側から向き合って行きたいと思います。


                       少し驚いたこと(完)