酒に飲まれてしまう夜がある。
それは突然やってくる。
「徒花プロジェクト」という名のバンドのリハーサルの後、普通の居酒屋に入った。
素敵な店員さん、素敵な芳香、穏やかな話題、大喜利。
会は和やかに進んだ。
非常に楽しかったのだが、一人眠り泥仕合の雰囲気。
熱い話をしては次々に芋焼酎のロックを飲み干す。
チェイサーはコーヒー牛乳だった気がする。
とにかく16時~23時まで居酒屋に居た。
終電ギリギリ、ぐでんぐでんで電車に乗った。
あと2駅で乗換とういうところで、電車内で吐いてしまった。
幸い日曜日の終電ということで人は少なかった。
なんとか乗換の駅で電車を降りて、次の電車を待っていたのだけれど。
なんだか尿意を催し、ホームに垂れ流し。
まさにその様は本能剥き出し。
とにかく色々ギリギリで、最寄り駅に着いた。
何気なく財布を取り出したらお札が一枚も無くてびっくりした。
友達に貸したんだったな。
酒で気持ちがでかくなった私は、前を歩いてる女性をナンパしてやろうと思った。
何故だろうカタルシス。
とにかく本能剥き出し。
まずは顔面をチェックしなきゃと思い、追い越して見たら、なんか違った。
剥き出しの本能が満足しなかった。
そこからあんまり記憶がないんだけど、朝起きたら、一口しか食べていないたらこスパゲティが置いてあった。
お腹空いてたんだね。
ジャケットの左袖が白くなっていて吐瀉物の匂いがした。
ああ。
お財布と体に優しい飲み方をしましょう。
もう大人なんだから。
御機嫌よう。