イヌイットの村
村ブラしてると
トナカイの生肉パーティーへ
腐った肉が臭う場所…
そんな名前の由来をもつ
北緯60度に位置する
イヌイットコミュニティの村
ピュヴィニテュク
今のところ
そんな匂いはありませんが
今日は村ブラ探索しようと思います
相棒の仕事場が提供している
お家は空港から歩いて
5分ほどの場所
家の近くには
アイスホッケーの楽しめる
アリーナがあります
が、
今は閉まっていました
なんでも室内の空調システムが
届くのを待っているらしい
大きな町からの交通手段は
飛行機か大型貨物船のみ
早く船が届いて
みんなの大好きな
アイスホッケーができるように
なりますように
そしてラジオをつけると
聞こえてくる
FM ラジオ局
ラジオを聴いていると
曲の途中で時々
ラジオパーソナリティが
何かを喋って
また曲に戻るという事があります
Inuktitut (イヌクティトゥット)語で
話しているので
何を言っているのか
分からないけど
何やら人の名前と番号？らしき
ものは聞き取れる
相棒によると
ここピュヴィニテュクは
携帯電話会社の電波はなく
あるのはインターネット回線のみ
なので人を探している時や
誰かに伝言する時に
ラジオパーソナリティに
頼んでいるらしい
携帯電話のない昭和時代に
駅にあった掲示板のようなものかー
これで
共感してくれる人は
私と同じ昭和世代
そこから数分のところにある病院
前には小さな墓地もありました
家の駐車場には
ATCやスノーモービル
フィッシングに使う船も
そして放し飼いになっている犬たち…
可愛いのだけど
なにせデカいし
噛まれると厄介なので
何やら狂犬病の恐れが
あるらしい
鳴き声が聞こえる場所には
あまり近寄らないようにします
この村に唯一あるホテル
仕事で来てる人達や
病院患者の付き添いで来た人達などが
利用し、ほとんど毎日満室のようです
そこから数分のところに
以前紹介したスーパー
Co-op
向かいには
英国国教会の
St.Matthew’s church
2023年に新設された教会
今日は空いておらず
スーパーの定員さんに聞いてみると
日曜の11時にミサがあるようです
その時にまた戻ってこようと思います
遠くから感じる犬の目線に
怯えながら
イカルヴィックの小学校に到着
ちょうど下校の時間で
スクールバスが止まっていました
向かいには
中、高学校があります
村唯一の警察署
そしてその向かいには
コミュニティセンター
中は体育館のようになっていて
遊具も充実してました
学生達の体育館としても
使われているようです
中にはジムもありました
私もバドミントンのラケットを
借りて少しフットワークの練習
そして
最終日目的の
村役場に到着
お土産屋さんがない
ピュヴィニテュク
休みをくれた
同僚にお土産を探していると
村役場に特産品を置いている
場所があると聞いて
早速中で聞いてみます
受付の前には
地図と歴代の山頂さんの
写真が飾られていました
イヌイットの彫刻
タペストリーも可愛い
あいにく物産室には
何もなく
11月ごろになると
あるとの事
残念
そのかわり生地を購入
みんなにお土産でポーチなどを
作る予定です
廊下に出て帰る準備をしていると
後ろから
「一緒に食べるか〜？」と
誰かの声
振り返ると村役場のスタッフさん達が
みんなで休憩中
ん？みんなで何か
赤いものを食べてる？
もしや
あれはトナカイの肉では
⁉️
床に段ボールをひいて
冷凍庫から出してきたという
トナカイの生肉を
みんなで食べていました
これをつけると美味しいよと
タッパーに入った液体
油のようにどろっとしてました
何かと聞くと
アザラシの脂なのだとか
トナカイの生肉と
アザラシの脂
まさか村役場の床に座り
初めてのトナカイを
現地の人達と一緒に
頂くことになるとは
なんて貴重な体験
味は…
この後筋トレしたら
筋肉ガッツリつきそうな
かなりパンチの効いた味です❗️
冷凍から出して
まだ時間が経っていないようで
食感はシャリシャリでした
アザラシの脂は
臭みもなく
つけるとなんとも言えない
味変になりました
少しまろやかになると
表現するのが近いのか
肉を切る包丁は
イヌイットの伝統的なナイフ
Ulu(ウル)
主に女性が使うものだそうです
相棒にもと
少しお裾分けしてもらい
家路に
トナカイの生肉は
食べたことがないと
大喜びの相棒
その日の夜に
両親と話した際に
「トナカイの肉って生で食べれるの」と
おかんから素朴な疑問
……そうだ…
考えたこともなかった
みんなが美味しいそうに
食べていたので
ただ単純に
ありがとうと言って
食べた私
まだ腹痛もなく
このブログを書いてる時点で
約1週間が経っているので
ほぼほぼ大丈夫でしょう