神様なんていない


お金も家族もない僕らは
スラム街の路地裏で身を寄せ合い
なんとか生を繋げてきた


そのためなら盗みだってやった
小さな仲間のために
そしてなにより 僕が生きていくために


いつかはこんな生活から解放される
いつかは神様がこんな僕らを救ってくれる

そう思っていたのに


なのに


その神様すらも僕らを嘲笑うかのように
僕らを見放した
僕らが盗みをするのは
僕らが生きていくためなのに
醜く太った大人たちは
僕らを痛めつけ
肉体的にも
精神的にも
痛めつけた


神様 神様
なんで分かってくれないのですか?
僕らが生きていてはいけないのですか?


神様は助けてくれない
神様なんて信じない
神様なんて存在しないんだ





なら
僕らをこの汚らわしい世界から
救ってくれるのは一体






誰?