中2不定詞の授業 | アクティブ学び舎のブログ

アクティブ学び舎のブログ

学習塾「アクティブ学び舎」のブログです。代表吉村が、「アクティブ学び舎」や「学習塾」等について、語っていきます。

「不定詞の授業で講師の実力がわかる」 このような意見を耳にすることがあります。

 

確かにそう思います。他に「関係代名詞」なども同様のことが言えるとは思いますが。

 

さて、先日の中2クラスの英語クラスですが、その不定詞の初回授業となりました。いわゆる「導入」ですね。ここはいつも以上に力が入ります(笑)

 

そして、教材として使用したのは、この手製プリント1枚のみです。

 

 

中2の不定詞の授業というと、名詞的用法→副詞的用法…のように順番に進めていくのが定番だと思いますが、私の場合は、意図あってこれらの3用法をいっきに全部扱います。それが不定詞のより深い理解と定着に繋がると考えております。

 

毎年少しずつ手法は変えますが、今回は、「不定詞」「to+動詞の原形」という情報以外は一切与えず、このプリントを題材として、いろいろな考察を行ってもらいました。導入の板書なんて一切しません(笑) とにかく、数々の発問で誘導し、最終的には3用法をしっかり区別して理解できるところまで進めていきます。

 

その際、

※今回扱うのは、日本の学校(中2時)で習う分の(to)不定詞の内容であること
※元は前置詞のtoと同じものであるため、似たような性質があること(未来志向)
※⑤の例文のように、不定詞が主語にくる形は英語圏ではほぼ使わないこと
等、補足的な説明も加えています。

 

なお、当然のこと、必要なタイミングで「品詞」の説明を入れています。皆さん、副詞と形容詞の違いもわかっていませんので(笑) これについては、指導者の方々には強くご納得いただけることでしょう。

 

訳し方のひとつとして「こと」「ための」「ために」などにも少し触れましたが、「日本語訳の仕方で区別する」などという手法は絶対にとりません。自然な日本語になれば、訳など何でもいいという考えです。ただし、なぜ「こと」「ための」「ために」という言い方になるのか、そこは品詞と関連して考えさせはしました。「品詞の理解」そのものは重要ですから。(文構造上の必要性から今回は分類にも力点を置いていますが、そもそも3用法の区別自体、英語的にはそれ程重要ではないと考えています。日本ではなぜかやたらと重要視されていますが…。いまだに問題集や入試で登場するからでしょうかね?)

 

実践では、とにかく発問も繰り返し、不定詞の分類と各特徴を各自がきちんと言語化できるところまでしつこく指導しました。この「言語化できる」というのが特に重要ですね。

 

私が生徒に「何らかの英文法」を口で説明してもらう時には、具対的な単語をできる限り使わないで説明するよう、求めることが多いです。極力一般化しろと。例えば、不定詞の形容詞的用法であれば、「to+動詞からはじまるカタマリが直前の名詞を修飾していく」ぐらいのことは、理解した上で説明できるように。

 

ちなみに、「○○的用法」の○○に何が入るのか、終盤になるとこれも生徒達の方で考えてもらいます。一応、「名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞」の中から選ばせるという形で。

 

結果、約70分程の授業で、ほとんどの生徒はある程度、不定詞(3用法)というものが理解できたようでうす。ただし、先程述べたように、全員が「一般化説明」をできるようになったとはまだまだ言いがたく、理解不十分な生徒も当然います。しかし、そこは今後の授業で、具体的な問題演習も交えながら、全員の確固たる理解に繋げていく予定です。

 

余談ですが、「そやな。名詞にかかっていくんやな。じゃあ、それを何的用法っていうの?」という私の質問に対し、「名詞的用法!」と元気よく言った生徒がいたことは白状しておきます(笑) ヤレヤレ。

 

とにかく、不定詞を教えるのは面白いですね(笑) 毎回新しい発見があります。

 

それでは今日はこのあたりで。

 

※英語コラムはお休み