[高齢者の低温やけどに注意=こたつで就寝、指切断例も―消費者庁]
(時事通信 2015年11月19日)
気温が下がり、カイロや湯たんぽなどの使用が増える冬を前に、消費者庁は
低温やけどへの注意を呼び掛けている。
特に高齢者は若者に比べて感覚が鈍くなっており、気付かないまま重傷を負う
ケースもあるといい、同庁の担当者は「製品の注意書きをよく読んで、正しく
使用して」と話している。
消費者庁によると、今年9月までの6年間に、65歳以上の高齢者が低温
やけどを負った事故情報は計119件寄せられた。
うち10件は入院が必要で、こたつで就寝して重いやけどを負い、足の指2本を
切断した70代男性もいた。
原因別でみると、カイロが28件と最多。
以下、湯たんぽ(19件)、ストーブ類(18件)、電気毛布とあんかが、
それぞれ12件だった。
表面温度が44度の場合は3~4時間、46度では30分~1時間程度接し続ける
と、皮膚が損傷を受けるとされている。
熱さを感じないまま皮膚の深くまでやけどを負っているケースも珍しくないと
いい、同庁は「痛みや違和感があれば医療機関で受診して」と注意を促して
いる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000020-jij-soci