歯が浮く感覚・・・ストレス性赤血球増加症 | アクティブエイジング アンチエイジング
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 『本当は怖い妻の一言~蚤の夫婦の悲劇~』

Y・Kさん(男性)/53歳(発症当時)  サラリーマン


結婚生活25年、毎日聞かされる妻のイヤミな一言に堪え、言いたいことも
飲み込んできたY・Kさん。
ある日、子会社への出向を命じられたことを妻に告げますが、妻は給料が減る
ことを嘆くだけでした。
そんなY・Kさんに小さな異変が現れたのは、出向して2週間が経った頃。
夕食中、またまた妻のイヤミな一言を我慢していたところ、胃のむかつきを
感じたのです。
自分では慣れない職場で気疲れしているせいと軽く考えていましたが、そ
の後も異変は続きました。


<症状>
(1)胃のむかつき
(2)歯が浮く感覚
(3)左腕のしびれ



<病名>ストレス性赤血球増加症⇒心筋梗塞



<なぜ、妻のイヤミな一言からストレス性赤血球増加症に?>
「ストレス性赤血球増加症」とは、ストレスが原因で血液が濃縮(ドロドロ
血)、血液中の赤血球の密度が高くなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる
こともある恐ろしい病気です。

現在、40才以上の男性の10人に1人は、この赤血球増加の傾向にあると
言われています。


そんな状態にもかかわらず、度重なる「妻の一言」は、Y・Kさんの体を
さらに蝕んでいきました。
そのストレスが今度は肝臓を刺激。
血液中のコレステロールを増加させ、喫煙など日頃の生活習慣もあいまって、
動脈硬化を進行させたと考えられるのです。


しかし、ストレスの多い世の中で、なぜY・Kさんだけがこんな事に?
それは「自分さえ我慢すればいい・・・」と考えてしまう彼の性格にあり
ました。
人によって、ストレスの感じ方は千差万別です。
しかし、Y・Kさんの場合は最悪のタイプ。
ストレスをまともに受け溜め込んでしまう、最も影響を受けやすい性格
だったのです。

こうして日々ストレスを受け続けたY・Kさんの血管は、いつ心筋梗塞を
起こしてもおかしくない状態にまで悪化。

そして最後の瞬間、興奮したせいで、冠状動脈が一気に縮み、血管壁が破裂。
そこに出来た血栓で血管が詰まり、ついには心筋梗塞を起こしてしまったの
です。





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