コニーです。

『かもめ』もいよいよ終盤。
難しいんだけど。
演出家としては、まとまりを模索していて。
俳優としては、はみ出しを希求しているこの時期。
演劇が芸術であるかぎり、どうやっても美意識が必要な反面、それを超えてあまりある心の震えも不可欠になる。
そこには、大袈裟とかワザとらしいとかをも凌駕する芸術家としての生き様が求められてるわけです。
難しいですね。
ワザとらしい事も出来なくて、リアリティは拾えないし、リアリティを積み重ねなければワザとらしさは生かされない。こういう矛盾こそが芸術の芸術たる理由なんです。

僕は、役者という職業にそういう矛盾を内包する強さを求めている。

嘘と本当。
笑顔と涙。
理屈と感情。
愛と憎しみ。

さて。
稽古、行きます。



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