【米国大学スカラーシップ協会】FAQ(10)英語力に自身がありません。それでも留学できますか? | 米国大学スカラーシップ協会

【米国大学スカラーシップ協会】FAQ(10)英語力に自身がありません。それでも留学できますか?

10. 留学には興味がありますが、英語力に自身がありません。それでも留学できますか?

当然ながら、アメリカの大学で学ぶために必要な英語力が必要になります。日本人が日本の大学で学べる「日本語力」レベルに達するまで、18年近く日本語を学んできたのですから、数ヶ月海外に行ったくらいでそのレベルに達するはずはありません。

英語の能力は、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つのスキル(技能)に分けることができます。このうち、リスニングリーディングReceptive SkillsスピーキングライティングProductive Skills と呼ばれます。Productive Skills の学習、特に Speaking の学習は、人との Interaction(交流) が必要で、なかなか独習できるものではありません。それに対して、Receptive Skills の練習は、本やコンピュータを使った独習に適しています。読んだり、聞いたりする題材があれば、そばに先生がいなくても学習を進めることが可能です。また、4つのスキルは、互いに独立したスキルではなく、高い相関関係を持ったスキルです。つまり、リーディングのよくできる人は、多少のばらつきはあっても、リスニングやスピーキングも一般的によくできるものです。別の言い方をすれば、リーディングの学習をすれば、他のスキルも同時に伸びるということです。さらにいうと、人は、その人の持つ Receptive Skills より高いレベルで Productive Skills を発揮することはできません。言い換えれば、その人が聞き取れるレベル以上の英語を話すことはできないということです。したがってまずは英語の基盤となるリスニングとリーディングの力を上げることが、英語能力向上の鍵といえます。

しかしながら、日本の中学・高校で学んできた英語学習内容だけでは、リスニング、リーディングの力は、海外の英語圏の大学で学ぶレベルには至っていないのが現実です。日本の学校のリーディングの授業では、主に、訳読・精読の力をつける授業が行われており、海外の大学で学ぶために必要な「英語を英語で理解する」リーディングのトレーニングをほとんどしていません。

スポーツに置き換えれば、短距離走100メートルのトレーニングをしてきた人が、翌日からマラソンにチャレンジするようなイメージです。同じ、「走り、タイムを競う」スポーツでも、目的に応じてトレーニングの内容は異なってきます。それと同様、「英語」も目的によって、トレーニング、学習方法は異なってきます。日本の高校時代英語が苦手であったとしても、「英語を英語で理解するために必要な」学習方法を元にトレーニングを行うことで、英語圏の大学で学ぶレベルに達することができます。

残念ながら英語学習には小手先だけのテクニックで近道することはできません。しかしながら、遠回りしないためのヒント、学習法はあります。プロのトレーナーについてそのトレーニングメニューをこなすことで、目標に一歩ずつ近づいていくことができます。


米国大学スカラーシップ協会日本事務局