話し出しにくそうにしていた宙をみて

凜人は、もう一度聞いた。

 

「今日、木村君?だっけ!?

呼び出されたでしょ?」

「うん」

「なんだって?」

「…実はね、あの後…凜人さんとあった後?」

「うん」

「一応、私のミスでは無いことが分かったの」

「うん」

「でもね、ミスの事が嫌がらせ?って分かって

社内がちょっとザワついちゃって

女子社員、ほぼ関わってて

それで、私…こんなに嫌われてたんだ!

って、ショック受けちゃって

その場から逃げ出してた。」

「うそやろ…変な事聞いてもえぇか?」

「うん」

「そうなった原因ってなんなん?」

「木村君…みたい」

「ん?どうゆう事?」

「社内の女子皆、木村君の事好きみたいで

「はぁ!?嫉妬?」

「木村君が、私の事好きだからって

断ったみたいでそれからなの」

「え?マジか?…嘘みたいな話やな」

「私も、びっくりして(笑)

それが、原因ならもう私には無理だな!って」

そうやね」

「それが分かったのクリスマスの後くらいみたいで

木村君が、謝りに来て」

「木村君が謝ってもなぁ」

「会社側は、女子社員、全員辞めさせる事できないけど

戻って来てくれ!って言われて」

「でも、何も変わらんやろ?」

「多分」

「まぁ、原因は分かった!って事やな」

「うん、だから尚更辞めるか迷う

木村君が、戻って来れない原因が自分ならば

俺が辞める!って言うし…そんな事したら

余計恨まれそうで(笑)」

「(笑)確かになぁ…」

「めんどくさいね!」

「(笑)そうやね!

でもさ?他にやりたい事あるなら

チャンスじゃない?」

「チャンスか

 

宙は、少し考え始めた。