モラハラ被害者は、自身の受けているモラハラ攻撃の辛さをわかってもらいたい、と常に思っている。
そりゃそうだ。
とてもとても辛いからね。
誰かに一方的に攻撃されその辛さに歪めた顔すらキモいだなんだと攻撃の材料にされる日々を過ごしているわけだから。
それを家事育児だけでなく仕事までこなしながらされる毎日なんだから尋常じゃない。
だからどうしてもガス抜きが必要で、Twitterに呟く。
モラハラ加害者からされたことを延々と書く。
そして「私はどうすれば良かったのか」と皆に問いかけて正解を探す。
そして思うのだ。
この辛さをモラハラ加害者にわかってもらうにはどのように伝えたら良いのか、と。
モラハラ加害者からもたらされる苦しみを、モラハラ加害者にわかってもらいたくてたまらなくなるのだ。
この辛ささえ「うまく」伝えられたら、
こんなことを言われたらこんな風に辛いのだと「うまく」伝わったら、「もしかしたら」と、思ってしまう。
うまく、と思ってしまうのは伝え方に正解があると思っているから。
もしかしたら、と思うのは
モラハラ被害者自身が辛さを真摯に誰かに伝えられたら、自身を悔い改めるパーソナリティだから。
モラハラ加害者もそのようになるかもしれないと思ってしまう。
自身の基準の枠でモラハラ加害者を読み解いてしまっているから。
それはとても悲しい結果を引き起こす。
モラハラ加害者の機嫌を伺いながら、ここ最近では1番機嫌のいい時を見計らい激怒されるかもしれない恐怖の中で意を決して、これをされたら辛い、嫌だと伝えてみたらどうなるだろうか。
モラハラ加害者は嘲笑し、或いは無視か。
激怒もあるかもしれないな。
その直後から、辛い、嫌だと訴えたことだけをピンポイントに攻撃してくるのだ。
モラハラ被害者にとってはそれが嫌だとわかったからね。餌をゲット、みたいなこと。
想像してみてほしいんだ。
私たちが中学生だとして。
教室内で執拗にいじめられているとして。
毎日、弁当を投げ捨てられているいじめの被害者が
「お弁当は母が作ってくれた物だからそれを捨てるのをやめてほしい」と伝えてそれが止むかどうかを。
いじめをやめて欲しいとお願いしにいって、いじめがやむかどうかを想像してみてほしいんだ。
恐らく、多岐に渡っていた攻撃はピンポイント攻撃になると思うんだよね。
残念ながらそれととても良く似ている。
モラハラ被害が発生してしまった以上、何か小手先の言葉や技術でそれを減らすことは出来ないという事実を私はモラハラ被害者の方々に渡す。
減らすどころか増えていく、年々酷くなっていくことだけが約束されている、それがモラハラだ。
だからこそ結婚生活15年ぐらいで脱出をするモラハラ被害者が多いのだ。
子どもは10歳から15歳ぐらいが多い。
子どもが幼児期は、もしかしたらが手放せず必死でモラハラ加害者の機嫌を取ることが状態化してしまい、まさにモラハラの車輪として十数年生きるが、子どもがその年齢に差し掛かるとモラハラは激化する。
そして思春期の子どもたちへと攻撃が向くことも発生しやすいからだ。
しかしモラハラ被害者は願ってしまう。
「わかってもらいたい」
攻撃しかしてこないモラハラ加害者にわかってもらおうとしてしまうことから手を離せない。
そうしたわかってもらいたい空気感は、モラハラ加害者にとっては美味しい餌でしかなく、あなたの1番突いてほしくない心の弱点を確実に刺してきてあなたをより弱体化させてくる。
あなたがもし、モラハラ加害者にあなたの辛さをわかってもらいたいと思っているとしたら、あなたの心は壊れていると認識したほうがいい。
それをひとつ、あなたの心の具合をはかる指針にしてほしい。
わかってもらいたい気持ち、それって人が当たり前に持つ感情だとわかっている。
わかっていて言っている。
そんな当たり前の感情すら持てない異常な環境であることを凝視してほしくて。
あなたがわかってもらいたくてたまらないその辛さや苦しみをあなたに与えているのは誰?
モラハラ加害者にわかってもらいたくて苦しむあなたの側で、あなたにわかってもらいたいと泣いているのは子どもかもしれないよ。
モラハラ被害者が1番辛いのは。
モラハラ加害者と分かり合える未来は永遠にこなくて、あなたの辛さをわかる日も永遠にこない事実を認めること。
どれだけ頑張って対処法を駆使しても、あなたが求める夫婦には永遠になれない、その事実を認めることが1番辛いし、1番嫌なんだよね。
どれだけモラハラ加害者のことを愚痴っていても、いい時だってあると、こんなんでも父親だし、私さえ我慢すれば何とかなるんだって、そう思って耐えてきたことが全て無駄で、無駄どころかそれ自体が子どもへの害悪だったなんてそんなの認めたくないよ。
私だってそうだった。
だけど認めるしかない。
今の私がかつてのモラハラ加害者と生活をしたらどうなるのだろうかと考えてた。
きっと1日もそこにいられないと思った。
だって私はもう、私を虐げる全てを見過ごさないし許さないから。
あなたの勇気はモラハラに耐えるためにあるんじゃない。
あなたの勇気は、この事実を認めるために使ってほしい。
そしてあなたが全力で自分の味方をし、あなたを虐げるものから全力で逃げることに使ってほしい。
その姿から子どもたちは、自分を大切にすることを学ぶからね。
あなたの安全は子どもたちの安全とセットなんだから。
子どもたちだけを安全に、なんてモラハラ環境では無理だからね。
わかってもらいたいなら、まず私に声をかけてね。
モラハラ加害者にわかってもらいたい気持ちを断捨離するためにも、ね。
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モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
反抗期や親子関係などにも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってね。
私、それ経験してるからきっとあなたの気持ちに寄り添えるよ。
umechobin@yahoo.co.jp
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