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英語講師

自分は音楽以外に英語講師もやってたりします。

それなりに英語が得意なのは、幼少のときイギリスに一年間住んでいた経験と、両親がともに英語の先生で昔から色々やらされたおかげです。

いままで教えた生徒は、小中学生から高校生、大学生、社会人まで様々。
難易度のレベルも様々ですが、共通して言えるのは、どんな簡単な内容だとしても、教えている自分の勉強にもなるということです。

ゲーテは「外国語を知らない者は、自分自身の言語について何も知らない。」と言っています。

外国語を学ぶことで日本語をより深く理解することが出来る。
これは他人を知ることで自分のことが分かるようになるのと似ています。

だから英語教育を論じるとき、しばしば聞かれる「英語をやらせることで国語教育が疎かになる」という意見は、根本的に違っている気がします。
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また、日本人の多くは「英語が話せるようになりたい」かつ「自分は英語ができない」と思っているそうです。でもそれは高望みしすぎて、逆にできることまでできないと思い込んでいるから。中学3年間で学んだ知識だけでも、それなりに意思疎通はできますし、外国語なんてたどたどしくて当たり前。自分で「できない」と思っている人のほとんどが実際は自己紹介や日常会話くらいはできるはずです。

もちろん上を見ればキリがないのも事実で、一応いわゆる帰国子女でTOEICテストでは945点とった自分だって全然ネイティヴと同じようには話せませんし、まだまだ勉強しなきゃとは思います。でもそもそも「完璧な英語」なんて存在しないし、完璧に身に付いてから話そうなんて思ってたら、一生何も話さないまま終わってしまいます(笑)。オバマ候補のキャッチコピーのように「yes, we can」と思って、どんどん使う姿勢が上達のポイントだと思います。

「試験のための英語」と「会話のための英語」は違いますが、会話の場合は、英語そのもの以前に、コミュニケーション能力を鍛える必要があるでしょう。恥ずかしがって「えー、どうしよう、わかんない」なんて言ってるうちは、どんなに勉強しても話せるようにはなりません。文法なんて多少間違っても大丈夫。言葉はツールでしかないし、それを使って自分の意思をはっきりと伝える姿勢とか、相手を理解しようとする姿勢みたいなものの方が大事だったりします。あと誤魔化し方とか逃げ方も大事ですね(笑)。

何事も日々勉強。謙虚さと自信を併せ持って臨むことですね。

(by HIKARI)