今日の昼過ぎ、遂に三省堂さんからの着信がありました。
巡回中だったので取る事が出来ず、留守電に残されていた伝言を事務室に戻って直ぐに確認したのですが、結果はまたしても期待を裏切られる形になってしまいました。
簡潔に説明すると、今回の蓮さんの書籍は自費出版という扱いになっており、発行部数自体が多くは無い為、もう少し時間が掛かるとの事でした。
予想では12月14日頃になるそうで、改めて連絡するという内容でしたが、いやはや残念ですね。
でもまぁ前回も書きましたが、蓮さんの本がこの世から消えて無くなる訳でもありませんし、手に入る事が確定しているのであれば、特に気にはなりません。
それよりもやはり、私の予約によって、本来発注予定の無かった本が入荷され、棚に並ぶ事があるのであれば、それは蓮さんにとっても結果オーライと言えますからね。
ここは気長に待つ事にします。
という訳で、暫しお預けとなった蓮さんのプロとしての処女作ですが、今日はもう一つのお話を加えておこうかと思います。
これも前回書いたのですが、ジュンク堂さんには発売日に3冊入荷されておりました。
仕事を終えた後、野暮用で東口へ行く用事がありましたので、私はそれがどうなっているか、確認しに行ってみる事にしたのです。
完売しているか?全部残っているのか?
他人事とは思えない程の緊張感の中、前回と同じ棚の前に着くと…
…1冊無くなっておりました!
私は自分の物以外手を付けておりませんので、この時点で私以外の誰かが購入した事が確定したのです。
それはもしかしたらテラ君やゾノ君かも知れませんし、はたまた全然知らない人かも知れませんが、蓮さんの本が確実に1冊売れていたのです。
本当に他人事とは思えないので、これはまるで自分の事のように嬉しかったですね。
大手の書店さんに自分の著書が並ぶだけでも凄い事だというのに、まだ発売から1週間も経たないうちに誰かが購入した訳ですから、これは本当に凄い事だと思います。
見方によっては1冊『しか』とも取れますが、そうでありません。
『しか』でも『も』でもなく、確実に1冊が購入され、誰かの手に渡ったという事実こそが大切な事なのです。
それはまだまだ小さな一歩かも知れませんが、その一つ一つの積み重ねは、やがて大きな波を起こすでしょう。
書籍に限らず、メジャーデビューという形が一切模索出来ない私からすれば、たとえ今は自費出版という扱いであったとしても、大手出版社と契約し、自分の著書を書店に並べる事の大変さなど容易に想像できますし、少なからず今回購入された方は『橋岡蓮』という名前を知る事になるのです。
比較対象が陳腐過ぎて申し訳ありませんが、私の名前など私の親族や知人、そして職場以外の人になど、絶対に知られる事はありませんからね。
本当に凄い事だと思います。
正直な話、全く売れていないようなら1冊購入する事も考えておりましたが、ちょっと安心しました。
そもそも本というものは、余程のビッグタイトルでもない限り、爆発的に売れる事など無いでしょう。
ましてデビューしたての新人さんであれば、その敷居も高くて当然と言えます。
だからこそ、今回のように1冊でも『売れている』という事実が大切であり、少しでもその環を拡げようとする努力こそが大事なのだと思います。
無論、蓮さんはそれを怠るような事はありませんし、日々苦悩を重ねているのも知っております。
今回の記事は、少しでも多くの方に『破壊から再生へ』という作品を知って頂ければと思うと同時に、『橋岡蓮』という未来の大文豪(予定)が、更なる躍進を遂げる一助になればと思います。
私も早く読みたいものです(笑)
エエス☆