《8月24日(月)》
紹介された都内の大学病院へ行き、まず骨髄腫の専門科へ行きました。
MRIの画像を見たところ問題は無し。
血液検査と尿検査をして、結果は全て問題無し。
(ビタミンDが少し足りないくらい)
腰と大腿骨の骨密度を測り、骨密度は77%でした。
年齢からすると低いけど、すぐに治療をしないといけないレベルではないとのこと。
ですが、私は圧迫骨折をしてしまっているので骨粗鬆症科へ移動しました。
【骨密度の検査について】
骨密度の検査は、一般的な『足で測る検査』と、『腰と大腿骨で測る検査』があります。
もし、腰に異常を感じていたら腰と大腿骨の骨密度を測ってください。
母も骨粗鬆症で背骨を圧迫骨折を繰り返していたのですが、行っていた病院では足で測る検査しかしてくれず毎回異常無しでした。
知人から「腰の骨密度を測らないとダメだよ」と教えてもらい、病院に頼んだですが「足で測っていて問題無いから大丈夫」と言われ、測ってもらえませんでした。
(そもそも腰と大腿骨で測る機械が置いてなかったようです)
その事を他の病院で相談したら、測ってもらえる病院を教えてもらえました。
検査をすると腰と大腿骨の骨密度は低く、特に大腿骨はかなり危険だったそうです。
そしてやっと骨粗鬆症の治療に入ることができ薬を飲むようになり、今は普通の生活が出来るようになりました。
5年間くらいだったかな。
母もギックリ腰だと勘違いをしてしまい背骨を6ヶ所圧迫骨折してしまい、身長が10センチ縮んでしまいました。
【骨粗鬆症の定義】
骨粗鬆症と診断される骨密度は70%以下だそうです。
私は骨密度が77%なので当てはまりません。
ですが、圧迫骨折をしてしまったので骨粗鬆症となるそうです。
骨密度が70%以下or圧迫骨折をしたかのどちらかで、骨粗鬆症と診断されるそうです。
《骨粗鬆症科へ》
産後で母乳育児のことから『妊娠後骨粗鬆症』と診断されました。
原因は、母乳でした。
妊娠から始まり母乳育児で赤ちゃんにカルシウムを急激に取られて骨粗鬆症になってしまうそうです。
私➡︎「産後にぎっくり腰になってる方って結構多いんですけど、皆んな気が付かないけど圧迫骨折しているんですかね?」
先生➡︎「それはありません。99%はぎっくり腰です。母乳をあげても普通は骨粗鬆症にはならないし骨折はしません。仮に母乳をあげて骨密度が下がったとしても数パーセントです。ポコぽんさんの骨密度は77%ですが、100%から一気に77%に減るというのは考えられないから、もしかしたら妊娠する前から減っていたのかもしれません。」
私➡︎「不妊治療(ロング法)をしてホルモン注射をしていたのですが関係ありますか?」
先生➡︎「骨粗鬆症は閉経などでホルモンが下がってなる病気なので、不妊治療はホルモンを補充することはあっても減らすことはないでしょ?だから不妊治療は関係ありません。」
私➡︎「でもまさか圧迫骨折をしてるなんて思わなかったです。最初の頃は動けたし。」
先生➡︎「動ける圧迫骨折もあるんですよ。」
私➡︎「えぇぇぇ!そうなんですか!?」
私➡︎「うちの母も閉経後の骨粗鬆症で、同じくギックリ腰だと勘違いをしていて6ヶ所圧迫骨折をしています。関係ありますか?」
先生➡︎「そしたら遺伝もあるかもね。カルシウムが流れやすいとか新しい骨が形成されにくいとか、そういう遺伝子を持っているのかもね。特に女の子に遺伝しやすいから、もし次に女の子が産まれたらちゃんと伝えてあげてね。」
私➡︎「母の母(祖母)も骨粗鬆症だったようなので遺伝ですね。」
それにしても確率1%
ですよね。
だって母乳で骨折するなんて聞いたこと無いし。
産院だって母親学級だってこんなことが起こる可能性があるなんて少しも教えてくれなかったし。
むしろ母乳を薦めてたよ。
でも…。でもさ…。教えて欲しかったよ…。
ちょっと恨んでます…。
《今後の治療について》
先生➡︎「これからどうするかなんだけど、まず母乳を止めないとどうにもならないんですよ。」
私は骨髄腫のことを伝えられた後、入院の可能性があると思ったのと、自分で調べていくうちにこの病気に辿り着いたので、すぐに断乳の方向で進めていました。
この時、母乳は1日1回くらいになっていました。
私➡︎「はい。こちらに来る間に自分で調べ、この病気だと思ったので今は母乳は止める方向で進めてます。」
血液検査で骨折するかしないかの数値があるようで、
先生➡︎「だからか。母乳をあげてたらこの数値がもっと低いはずなんだよね。今の数値だったら新たに骨折することはないから、今のままで固まるのを待ちましょう。今、圧迫骨折をしてる部分は骨が弱ってるからこれ以上潰れないように重いものは持たないでね。」
私➡︎「分かりました。」
先生➡︎「今後の治療なんだけど、骨粗鬆症はお年寄りの病気だから若い方向けの薬が無いんです。薬を出すにしても1つでは出せなくて他の薬とセットじゃないと出せないんです。でもポコぽんさんの骨密度からするとその薬が必要な訳でも無いし。」
私➡︎「。。。」
先生➡︎「ゆくゆくは注射で骨密度を上げた方が良いとは思うんだけど、今はとりあえずビタミンDが足りないから『カルシチュウ』っていうサプリを飲んでおけば良いかな。」
ということで、カルシチュウを飲み始めました。
痛み止めなどは近所の整形外科にもらいに行っており、血液検査でビタミンDが足りなかった事を伝えるとビタミンDの薬をくれました。
それを大学病院の医師に伝え、ビタミンDとカルシチュウの両方を飲んで良いのか質問すると、
先生➡︎「それは多すぎる。じゃあどちらを飲むかなんだけど、ビタミンDの薬とカルシチュウは作用が違うんだよね。(細かく説明してくれましたが忘れてしまいました。)ビタミンDの薬は効能の統計を取っていなくて、カルシチュウは統計を取っていて効能が証明されているから飲むならカルシチュウの方が良いと思うよ。サプリだから薬よりお金はかかってしまうんだけど。」
ということで、現在『カルシチュウ』を飲んでいます。
そして、全治3ヵ月と診断されました。
最初の1ヵ月間は、息子のオムツ替えも出来なかったのでお世話のほとんどを母と義母と夫にお願いしました。
1ヵ月半を過ぎた頃からオムツ替えが出来るようになり座りながら抱きしめることが出来ました。
2ヶ月過ぎ頃から一瞬ですが抱き上げることが出来るようになりました。
2ヵ月半過ぎで抱き上げた時の腰の痛みから来る恐怖心が無くなっていきました。
骨粗鬆症と診断されてから約3ヵ月後の11月11日(水)。
再検査の結果、血液検査、尿検査、全て問題無し。
骨の回復速度の数値も更に上がり、もう大丈夫とのこと。
MRIも撮り圧迫骨折をしていた骨も無事に固まりました。
今は普通に息子を抱き上げることが出来るようになりました。
本当に長かったです…。
《2人目のリスクと注射治療》
受精卵を凍結してあり、2人目をまだ諦めていないことを先生に伝えると、
先生➡︎「今のうちに少しでも骨密度を上げておいた方が良いと思います。注射治療は2年単位の治療ですが、妊娠前に途中で止めても大丈夫です。」
私➡︎「1年間注射治療をしたとして骨密度が上がるのはどのくらいですか?」
先生➡︎「3%程度です。でもポコぽんさんの骨密度は77%だから最低でも維持していかないといけません。何もしなかったら減っていくだけなので今から少しでも上げておいた方が良いです。」
私➡︎「妊娠したらまた骨折しますか?」
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
使ってよかった腰コルセット