旦那は凄くいい人ではあるが、2人目を産んでからけっこう喧嘩が絶えない。
付き合いだしたころ・・・いや、特にその前の、旦那に片思いしてもらっていた頃を思い出すと、なんだか遠い幻のような、まぁまぁ険悪なムードが定期的に襲ってくる。
夫婦に関しては結構楽観的な私も、ここまで続くとしんどいなぁと思わされている。
そのうちの明らかな一つの要因が、旦那(英仏ハーフ)が
「(英語の)バイリンガル教育はやめる」
と決めた事だ。
お互い、英語と日本語で話しかけようなぁ、っていっぱい話し合って決めたのになぁ。
この葛藤はもう書いたが、最近この時の旦那の決断が顕著になってきている。
「咄嗟に英語が出てこないのにイライラする」
との事だったから、
「じゃぁ、もっと気楽に、出てくる時だけ英語にしたら?」
と言ってみていたのだが、
最近は私と喧嘩する時に限って、当てつけのように、100%子供達にはフランス語で話しかける。
・・・機嫌がいい時には英語が出てきて、機嫌を損ねるとフランス語しか出てこなくなる脳なのかな?
もちろん、私には旦那に言語を強制する権利はないし、旦那と子供の関係なのだから、もったいないと思いながら傍観するしかできないのだが。
(あと、『昔はあんだけ「頑張ろうね!」とか言い合ってたのになぁ~』と懐かしんだり。)
ますますフランス語がメインになった長男(4歳/年中組)を見ていると、ますます日本語教育への意欲に火が付く。
そして、結果、非常に残念な事ではあるが、
次、日本に行ける時が来たら。
私は、旦那はフランスにおいて行く!
とすら、思い始めている。
旦那が凄い素敵な人だと言いまくってた私からするとなんとも残念な気持ちではあるが(いやまぁ、未だに素敵な人だとは思うが)。
前なら絶対旦那とも日本に行きたい!
地元の京都をもっと知ってもらいたい!
一緒に居酒屋でおいしいもん食べて飲もう!
なんて思ってただろうが。
今は、
「一緒に来られたら、息子が絶対旦那相手にフランス語話そうとする。そしたらせっかく日本行ったのに意味ないやん!」
「つまり、邪魔!!」
と思ってしまっている。
そして、あんなに素敵や素敵やと言っていた旦那を、「邪魔」と思ってしまっている事に哀しさを感じる・・・。
でも、決して、存在が邪魔と言うわけではなく。
とにかくコロナのせいで全然日本に息子を連れていけていない私は、焦っているのだ。
ここまで頑張って日本語を教えようとしてるのに、一番効果のある「一時帰国」というカードを使えていない。
だから、「頑張るの面倒くさいし英語話すのやめるわ」とか言う旦那を見ると、
「あっそ。ほな悪いけど、私は面倒くさいと思わずチャレンジングで楽しい事やと思わせてもらってるから、ちょっくら子供お借りしますね。んで語学教育、頑張ってきますね。わ・た・し・は!」
と思ってしまう。
うーん。
協力してバイリンガル(トリリンガル)教育するはずだったのに、いつの間にか対立してしまっている。
・・・これは、語学の教育方針が不仲の原因の一つだとか書いたが、もしかして、不仲な事がこの対立の要因でもあるかもしれない・・・。
まぁ、いずれにせよ。
日本にはいつ行けるか分からないし、
行けるとしたら、それまでに不穏な空気を払拭して、笑顔で旦那に「いってきまーす」と言えるようにしておかなくては。
(↑やはり旦那はいない想定)