最近(・・・娘が産まれてから?)たまに旦那と喧嘩するようになった。

 

理由はさておき、ふと思う事がある。

 

私、フランス語で喧嘩すんのめっちゃ苦手や・・・チーン

 

 

 

 

 

 

 



そもそも100%バイリンガルなんてのはありえないと思っている。

 

どこに住んでいるかによって偏ったり、話のテーマによって楽な言語があったり・・・

 

だから、「場合によっては〇〇語で話したい」と思う事があるのは当たり前だとは思う。

 

ただ、私は過去お付き合いした人はほぼ100%、いわゆるバイリンガルだった。

 

喧嘩を何度もしてきた姉も、もちろんバイリンガル。

 

反抗をしてきた親も、二人とも日本語もフランス語も話せる。

 

だから、旦那と付き合うまで知らなかった。

 

自分がフランス語で喧嘩をするのがすごく苦手な事を・・・

 

 

 

 

 

 



 

 

 

幼い頃住んでたのが日本だからか、感情的になって咄嗟にでてくるのは日本語だったりする。

 

しかも普段早口な私は、咄嗟に言葉が出てこないとめちゃくちゃイライラしてしまう。

 

そして、何より。

 

ただでさえ性格が悪いきつい私は、フランス語でキレると、めっちゃ汚い言葉を使ってしまうチーン

 

カッとしてしかもフランス語で咄嗟に言葉が出てこないとなると、とにかく、相手を罵りそうになる。

 

日本語やとこんな事ないのに・・・(たぶん)

 

というか、日本語で、罵るような下品な言葉が、英語やフランス語にくらべて極端に少ない気がする。

 

「あんたアホちゃうほんま!」
 
なんて言われたらそりゃカチンとくるかもしれないが、「アホ」と言う言葉がそこまで下品かと言われればそうでもない。
 
日本でも汚い言葉はいくらでもあるが、相手にムカついた時に出てくるようなものではない。
 
相手に腹が立ってもせいぜい出てくるのは「アホ!」「最低!」「あんた頭おかしいんちゃう!?」くらいだ。
 
究極の(?)「死ね」ですら、最低の言葉だが、下品だとか汚いとかって事はない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方でフランス語でキレたら、とにかく、息子や娘に絶対聞かれたくないような言葉をいくらでも思いつく。
 
ブリティッシュな旦那が下品を嫌う人だからめちゃくちゃ耐えるが、耐えたところでワナワナと怒りに震える自分がスッキリする事はなく、かと言って言いたい事もフランス語では咄嗟に出てこず、「ああああもう!!」となる。
 
それこそ、「あんたアホちゃう?」は
"Non mais t'es c** ou quoi!!"らへんだが、やはりフランス語は汚い。
 
前回、旦那に腹を立てた私は、感情的になり、とにかくフランス語で話す事がこの上なく面倒になり、イライラが募り、
 
...Tu sais quoi!? Je t'em***de!!!
 
と捨て台詞を吐き捨てその場を去ってしまった。
 
(またもや恥さらしなエピソードだが)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして怒りにワナワナしながら、ぼんやりと頭のどこかで、
 
こんなん、日本語ではないなぁ真顔
 
と考えてしまった。
 
日本語で喧嘩できてたら・・・

言葉が咄嗟に出てこない事も(ここまでは)なく、相手を罵るのではなく、

もうちょい『話し合い』できてたんちゃうかな・・・(たぶん気のせい)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも思えばそもそも日本語で喧嘩する事自体が少ない。
 
というかある程度の年齢になれば「喧嘩」なんて夫婦間くらいでしかしない・・・
 
だからもはや比べる事なんてできないのだが。
 
それでも、過去の付き合い等を思い出すと、日本語では「ほんまそれ最低やで!!」くらいしか出てこなかったのが、フランス語だとお下品な言葉が数多く出そうになるため、ただでさえイライラしてるのに全力でブレーキをかけなくてはいけなくなる。
 
しんどい・・・・
 
日本語で、「だいたいあんたなぁ、こないだ〇〇って言ったけど全然しーひんし、あん時も××とか言って結局△△やしこっちはすごい迷惑やねんから!!!それになぁ、」とグダグダ責めたい・・・(責めたいのかよ)
 
なんでフランス語でてこーへんのやろショボーン
 
(出てこない方がいい気もするが)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


でも、ついついガーっと言ってしまいがちな私は、フランス語がなければ言いたい事を言えない人の気持ちが一生分からないままだったかもしれない。

モノリンガルだった場合も、その唯一の言語で不自由を感じていたかもしれない。

言葉って難しい。

そんな事を考える機会をくれる喧嘩は・・・  







いや、もうこりごりやわ・・・