新潟まで遠征してきました。
百名山を登る前と後にすることがあります。
深田久弥の著書「日本百名山」を読み返すことです。
どういう経緯で百名山に選んだのかをもう一度再確認するために。
初日は巻機山へ、
ブナの根元の曲がりが雪深さを物語っています。
天気が少し微妙でしたが、雨はないだろうと決行しました。
木曜日の夜8時前に自宅をスタート、北陸道で上越まで、
そこから下道で南魚沼の登山口を目指しました。弾丸できるのもあとわずかかなと
感じながら深夜2時過ぎに着き仮眠。平日ですが10台以上は停まっていました。
割引山と割引沢方面
標高1967m、花の時期に来るのが最高なんだろうな、
神秘的な池塘群は、やはり雪深さゆえなんでしょうね。
頂上あたりの稜線、なだらかにどこまでも歩きたくなる。
牛ヶ岳方面
そしてここ一番の笑う池塘
登山口のアクセスも良くって、登るのにいい山だとなと感じた。
登り高低差1436m、距離12km
二日目は、天気予報は曇りの平ヶ岳2141m
「日本百名山を志した最初から私の念頭にあった。あまり人に知られていないが十分にその資格がある。
第一、利根源流域最高峰、第二、独自な山容、第三、ろくな登山道もないことだね」
深田久弥 日本百名山から
当時バスの終点から頂上まで三日かかり、頂上からは二日かかり、まる5日間かけられた、
今では鷹の巣の平民ルートからでも日帰りで登れる山となった。
ここは日帰り最難関ともいわれていますが、早立ちすればそれほど難関でもない、
難関なのは登山口までいくことだ、新潟県側からは電波が通じない細い国道を40~50km。
先行者が3組ほどスタートされるのを見て、夜明け前の3:20過ぎにはスタート、
(↓下山時に撮影)、へッ電で細尾根を登っていきます。
天気は思っていた以上、平ヶ岳の登山ルートはこの鷹の巣からと、
銀山平の民宿に泊まり登山口まで送迎していただけるプリンスルート(天皇陛下が
皇太子時代に登られたルート)の二つありますが、登るのなら平民ルートで
燧岳も見えました、
池ヶ岳方面、あの奥に美しい草原があるんだと
池ヶ岳の池塘群、
すでに草紅葉が始まっています。奥がピークの平ヶ岳
ここで小休止
登山道ができたのは昭和40年頃だそうです。
ピークから池ヶ岳方面を望む、
高低差1714m 距離20.5km 11:17分でした。
ちなみに白山登山は大汝をからめると高低差1672m 16kmと距離は短いですが、
それなりに筋肉痛になります。
なぜ頂上が広くて平なのか、
古い平坦な土地が隆起し浸食される以前の地形を今にとどめているそうです。
ナビで自宅まで500km
のんびり帰ります。
弾丸二日間、帰って畑作業が待っています