私もジム帰り、午後9時過ぎに行かせていただきました。この時間帯だと、ほぼ並ばないで入ることはできるのですが、メニューに売り切れが多くなり、選択肢が減ってしまうのは悲しい所。とは言っても、スペシャリテという鴨のロースト(1500円)とフォワグラソテートリュフソース(1100円)は、注文できたので、良しとしましょう。
2名利用で、お会計は、計税込7,161円。もちろんサービス料無料です。
アミューズ(300円×2)、シャンパン(980円×2)赤ワイン(600円)、フォワグラと白レバームース(580円)、鴨のロースト(1500円)、フォワグラのトリュフソース(1100円)、ピクルス(480円)。
それにしても、どれも破格値ですね。まずは「フランス料理ってどんな味?」という初心者が、ここで体験して、気に入れば、本格フレンチなぞに行ってみる。まさにフレンチのエントリーユーザーには最適のお店です。
ディナーで1万円超のフランス料理店と比較すると、お皿そのものにかかっている人的労力に大きな差があるように感じます。つまり、食材の種類の多さ、手間のかけ方が尋常ではない点が1万円超のフランス料理店。ここは、「食材の質は落とさないでしかもボリュームは確保し、でも手間はできるだけ省く」というスタイルのフランス料理で、いわば回転重視型のフランス料理ということでしょう。
○料理・味
フレンチ大好きの方だったら、今すぐファワグラ食べたいって方にお薦め。味のレベルは、合格点です。我々がオーダーしたフォワグラは、フォワグラのトリュフソース。写真の通りのフォワグラのボリュームをトリュフソースに絡めた根菜とともに頬張れば、これはしっかり濃厚なフレンチの世界。これが1,100円なら、立ち飲みバースタイルでも満足でしょう。
鴨の方もスペシャリテ。ボリュームは満点です。ただし、肉はシャラン産鴨(シャラン鴨ではない。当然ながら)で十分火を通したと思われ、もうちょっと柔らかい感じの方が好み。店員さんに聞けば、あえて火入れをしっかりしているのだということだが、他のお客さんにも、よく聞かれるそうではある。これを焼きリンゴとセットで食べるのです。
この他、フォワグラと白レバーのポルト酒のソース(580円)も注文。ちょっと重かったかな。
○サービス
狭い割には給仕の方、ソムリエの方多し。接客もしっかり対応できる状況。それにしても非常に混んでいるので、人が通るとぶつかり合ったりして、大変。ワイガヤ大いに酔っぱらってる方には良いでしょう。
やっぱりフレンチは、ゆったり食べたいなという方には、不向きです。
○雰囲気
熱気ムンムンです。オープンキッチンで、サラリーマンの立ち飲み屋と同じ。料理がフレンチってだけです。予約できるし、2階にはテーブル席もあるようなので、2ヶ月先ぐらいでもOKなら、予約の方がいいかも。
私なら、わざわざ予約するような店じゃなく、今回のようにジム帰りにさくっと食べて、帰るような店使いだったら、リピートもありかなという印象でした。
俺のフレンチ GINZA (ビストロ / 新橋駅、内幸町駅、銀座駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0