2011年2月19日(土)
今冬もその頂に立たせてもらいたい八経ヶ岳。
この日がラストチャンスかも?
木曜日の夕食時
私→(実は私の車なのですが、ずう~っとママリンと交換してる為)「明後日、車交換してもらうかもわかれへん。」
ママリン→「毎週、毎週 山ばっかり。そんなんしてる場合とちゃうやろ!ええ加減にしいや!!」
私→「・・・」(非常に肩身が狭く、けど行きたい。)
そんな私を良く分かってるママリンは超不機嫌だけど行かせてくれる。「ありがとう!」

今日の登山届は八経ヶ岳のみ、前夜の天気図から判断して確実に晴天だ!
またまた3時前に家を出て大川口へ。
ほんまにアスファルトが露出してる部分と雪が混在してるのでアイゼンもスノーシューも装着出来ないし、林道歩きが一番体力を消耗させてくれるのかも?
「林道から誰の踏み跡もない。そりゃあ土曜日の早朝やもんね!」

トンネル西口から奥駈出合を目指します。
振り返れば稲村ヶ岳を中心に連なる峰々がアルペン的!
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これほど雪が多い年にも関わらず秋の余韻と霧氷のコラボレーションが素敵
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「さぁ、今日はあの天辺に立とう!」
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理源大師様を寒風から守ってる雪も次第に解け出していくでしょう。
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この日、聖宝の宿から先、南面は厳しく理源大師様の背面からスノーシューで登るのが得策でした。

いよいよ胸突八丁、この傾斜に深雪。
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スノーシューではずり落ちるわ!アイゼンならツボ足ラッセルやわ!!ほんまキツイわ!!!

苦闘の末、国見八方覗まで這い上がって来ました。
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二週間前のモンスターどこへ行ったのか?代わりに雪の上積みってとこでしょうか?

ほんまによう積ってますわ!
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川合からの踏み跡も全く無く、私のスノーシューの踏み跡だけがついていく。

八経ヶ岳へは夏道を降りて途中から尾根へトラバースと思ってましたが、そんな状況じゃなさそうです。

国見八方覗から直尾根沿いに向かいましょう!

ここからの眺め、最高:):)
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幸せやね!
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「山の姿が変わってる?」すぐそこが山頂です。
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錫杖が20cmほどしか出てない。
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通常、西側が樹木で見えない山頂も積雪のおかげで360度の大パノラマ~☆☆☆

南へ続く奥駈道
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金剛山、葛城山、二上山、更には六甲山まで見えてます。
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さぁ、戻ろう。
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この日、大川口から登り始めて大川口に帰って来るまで誰一人出会うことも無く、踏み跡の無い雪面に刻んだトレースは己のみ。
土曜日・快晴にも関わらず、近畿最高峰という頂が貸切でした。
最高の贅沢、そして最高の青空と一際高い頂にありがとう!

コースタイム
大川口 5:09
トンネル西口 6:58
奥駈出合 8:04
弁天の森 8:50
聖宝の宿 9:36
弥山 11:22
八経ヶ岳 12:41
休憩等 13:38
弥山 14:12
聖宝の宿 14:50
弁天の森 15:28
奥駈出合 15:56
トンネル西口 16:39
大川口 17:57

アイゼン⇔スノーシュー交換回数=4回
胸突八丁中腹から先、スノーシューでなければ進めませんでした。

ラストウインターかも?八経ヶ岳スライドショー2部編成でどうぞです。
前編~胸突八丁はこちら
後編弥山→八経ヶ岳~はこちら