2008年10月4日(土)

今シーズンの紅葉はアルプス情報からも早いと予想していました。
10月初旬には八経クラスがピークを迎えるであろうと・・・
10/3の天気予報は何と「晴れ、降水確率0%」行くしかない!
ところが布引谷から見上げる弥山はこの通りスッポリとガスで覆われています:(
川迫川の清流に慰められながらトンネル西口へ車を進めます。
今まで八経に登る際は全て尾根ルートから奥駈道に合流していましたが前日に行かれた方の影響か?
沢ルートを探索してみたくなり、未知の世界へ;)
木橋を越えて右岸沿いに歩きます。
苔生したブナ林がとても気持ちいい。
そこそこのスケールがある綺麗な滝が現れました。
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八経で滝に出会えるとは意外!嬉しい~;)

高度が上がるに連れて秋の気配が深まってきます。
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奥駈道との合流地点の少し手前で尾根ルートと合流しました。
初めて知りましたが、登りは沢ルートがお勧めです。
何故って?綺麗!そして激登りじゃない(^_*)

天気予報から「今日は360°のパノラマだ!」って期待とは裏腹に大普賢を見れたのは
ココだけ、後は厚いガスの中に突入です。
心地良い登山道
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秋!
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秋!!
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秋一色!!!
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弥山山頂はこの階段を過ぎれば直ぐです。
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弥生神社へお参りし、
ちょっとおふざけで神社前のガスの流れ見て下さいね:)
いよいよ八経を目差しますが全く何にも見えません。
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八経山腹も黄葉真っ盛り
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主に黄色くなっているのはハウチワカエデかと思われます。

鞍部まで下りきってやっとその端正な頂を眺めることが出来ました。
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振り返るとシラビソの立枯れが綺麗な横縞であることに「もしかして?」と感じるところあり。
「これはまさに縞枯現象そのものだなと・・・」
台風で倒れたとか思い込んでましたが、縞枯現象は森林の更新だそうです。
あのオオヤマレンゲこの姿
山頂に着くと何とかガスも切れて弥山が見えてます。
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仏生、孔雀、釈迦へと奥駈は続きます。
南には明星ヶ岳
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「さぁ、戻ろうか!」
鞍部が今まで見たこともない黄葉とガスが織り成す幻想的な風景となっています。
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この稜線は非常に風がきつく枝は風下に向かってだけ伸びて行きます。
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鞍部の黄葉と弥山が美しい。
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鮮やかやね;)
ガスが切れ八経山腹の色付きもハッキリ(^^)
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弥山で今日最高の晴れ間!
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やっぱり空は青がいいね(^^)V

ここで遅い昼ごはんを食べてまったり・・・、静かに時間だけが過ぎて行きます。
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さぁ、小屋を後に下山しましょう:)

ブナの幹
ブナの葉
ハウチワカエデの幹
ハウチワカエデの葉
幹の大きさが良く似ていて葉を見ない限り間違いそうです。
幹はブナが滑らかなのに対してハウチワカエデは縦皺があります。
表面が苔などで覆われると見分けにくくなります。
全体的にハウチワカエデの方が多いような気がしました。

理源太師様の背中をショートカットし、あっという間に弁天の森へ<(_ _)>
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分かりにくいですが、奥駈道からトンネル西口へ左折して1枚目の看板の所を右に下って行くと沢ルートです。
下りはそのまま真っ直ぐに尾根を下ります。
最後に1本だけが鮮やかな色で私を見送ってくれました。
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後2ヶ月もすれば白い世界がやってきます。
楽しみですね;)

いよいよ紅葉最前線、来週は大台ヶ原にピークを移します。
秋晴れでありますように(^_-)-☆