英語学習/進学塾 アカデミーハウス・ロア

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中高生の単語帳・参考書・問題集をはじめ、英検やトーイック関連の書物の中で数多く紹介されている「イディオム」(「熟語」と表記しているものも多いにやり)。

 

実はそのほとんど『イディオムではないびっくりハッという事実。

そのことを認知している方はどれくらいいらっしゃるだろうか。

 

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『イディオム』とは一体何者ぢゃ !?

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今回はこの謎に肉薄したいと思いますマイクキョロキョロアセアセ

 

 

 

 

pics from; https://sites.google.com/site/idiomsandproverbs/introduccion

 

 

 

 

私たちが「イディオムだと思い込んでいるもの」は正確には3つに分類されます上差し

 

1 『句動詞』

2 『フレーズ表現/慣用的表現』

3 『イディオム』

 

*4番目として、その他の2語以上の「まとまり」(=いわゆる「連語」)があります。より正確な英語文法・語法の分類では上記のどれにも該当しないのですが日本の英語教育ではこれらも「慣用化した表現」=「イディオム・熟語」としています。つまり、日本では上記の123と4番目を全て同じグループ、「イディオム・熟語」として扱っているということです。

 

なぜそのようなことになっているのか・・その理由はみなさんの心にありますにひひキラキラ

(後述の【一口メモメモ】を参考にしてね下差し

 

 

 

 

さて、上記の 123 はいずれも

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①複数の単語を連結し一つの「語句」として意味を作り上げていく点

②語句から得られる「絵的イメージ」をスタート地点として状況に応じた意味へと着地する点

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この2点では共通しています。

けれども、厳密な『文法・語法』から分類すれば「似て非なるもの」なのです。

そりではビックリマーク123 の語句の違いを、その特徴と語句例を見ながら理解していきましょうグーウインク

 

 

 

 

 

1 『句動詞』:phrasal verbs

 

【特徴】~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1)構 成: 動詞+副詞、または動詞+前置詞など (動詞を中心とした語句)

2)品 詞: 自動詞/他動詞。時制変化あり。助動詞と連結も可能

3)意 味: 複数あり(イメージはしやすいが、状況に応じて語意は多岐に渡るビックリマーク 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

pics from; https://www.myenglishteacher.eu/blog/most-commonly-used-multiple-meanings-phrasal-verbs-in-english/

 

 

この『句動詞』をイディオムとして紹介している単語帳・参考書、英語の先生は実に多いのですが、『句動詞』と『イディオム』は文法・語法上は別のグループに分類されます。『イディオム』というのは本来、時代や文化の中で日常的に用いられ特有な意味が定着していった表現、つまり他の意味ではなく「ある一つの特有な意味」に固定したものを言います。日本人から見ると「なぜその意味になるの!?」と思うような表現ばかりです。

 

一方、『句動詞』「見た通り」そのままのイメージを持つもので、ある一つの特有な意味に固定されたものではなく、状況に応じて「複数(最低2つ)の意味」を持つ動詞を中心としたカタマリということになります。

 

 

【句動詞の例】~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

丸ブルーgive up:「あきらめる/(人を)引き渡す/手放す/(習慣を)絶つ」・・・etc

丸ブルーmake out:「過ごす/エッチする/見る(聴く)/理解する/ふりをする」・・・etc

丸ブルーput off:「取りやめる/延期する/うんざりさせる/人の気を散らす」・・・etc

丸ブルーtake off:「離陸する/成功する/急いで発つ/脱ぐ/控除する」・・・ect

丸ブルーturn out:「明らかになる/参加する/着飾る/(火・明かりを)消す」・・・etc

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

 

 

【一口メモメモ

 

え・えーーっ!? 学校ではそんなにたくさんの意味は習ってないよーポーン

 

そうナンデスビックリマーク『句動詞』の最大の特徴は意味が複数ある、ということなのです!!

本来ならば、実際に使われているリアル英語の世界の色々な語彙(語意)や表現を指導すべきだと考えますが、日本での英語教育では「日本独自の英語教育」が構築されており、同じ語(句)・表現であっても語彙(語意)が限定されていたり、時にはニュアンスが異なっていたりなどするのがフツーです。

 

以前にも述べた通り「日本人都合の英語」というものがあると考えます。同じ英語であっても日本人の文化・発想と相容れないもの、発音しづらいもの、覚えづらい・理解しづらい概念・語(句)・表現などは、極力取り払われて日本の英語教育では指導されています。

 

それは日本の英語教育がおかしい!という体制的・システム的な問題点というより、受け手である学習者一人一人の姿勢に原因があると考えます。「普段あまり接しない海外文化の数多くの語彙(語意)を学ぶことへの抵抗感」が日本人の学習者の中にあると考えられます。その根幹となる理由はもちろん日本の地理的条件に起因するのですが・・・ま、その詳しい話はまたいずれパー

 

ともかく!!日本の大学受験(一部の難関私立大は除く)においても、語彙(語意)が極力限定され特定のものだけが出題されるようになっています。英語の世界を小さくしてどうするんだ!?という疑問を感じますが、必要科目が英語だけで探究心に溢れた子ではない限り、いくつもの語彙(語意)を覚える時間と記憶のスペースの余裕は中学生・高校生たちにはありませんからねダウンガーンダウン

 

ちなみに当塾では必ず「これ本当は『〇○』の意味で使うんだけどね・・・うーん」と補足しています。

 

 

 

 

 

~・~・~~・~・~~・~・~

 

 

 

 

 

2 『フレーズ表現/慣用的表現』

    :phrases / idiomatic expressions

 

【特徴】~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1)構 成: 動詞、形容詞、副詞、名詞など、表現ごとに複数の単語から成る

2)品 詞: 自動詞/他動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、文として完結したもの、ことわざ等

3)意 味: フレーズ表現は1~数個、慣用的表現は1個 (比較的イメージしやすく語意は限定的ビックリマーク

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

pics from; https://www.pinterest.jp/7english/

 

 

『フレーズ表現』の特徴は語句内に最初から目的語(時には主語を)含んでいる表現が多いということ、品詞が動詞だけでなく形容詞・副詞を中心に構成されているもの、文(節)として完結しているものなど、種々あるということです。

 

例えば、中学校で習う「in front of」「at home」「one day」「of courseなども、正確にはイディオムではなく『フレーズ表現』ですビックリマーク一例を見ても馴染みのあるフレーズばかりで、数多く存在していることは想像つきますね。

 

また、この『フレーズ表現』の中には、常習的に用いられてきたという点から『慣用的表現』と言われるものもあります。比喩的表現(figurative expressions)になっていることが多く、イメージが限定的であるため大半は「一つの意味」にとどまります。

 

『フレーズ表現』『慣用的表現』は共にイメージがしやすい(「見た通り」そのままの意味である)ため、一つの特有な意味に限定された『イディオム(慣用句)』とは別のグループに分類されます。

 

 

パーなお、1 『句動詞』の「その他、学校でお目にかからない語意」と同じく、この2の中の『慣用的表現』も、次に紹介する 3 『イディオム』とともに、「キワモノ」「マニアックなもの」として敬遠、またはレベルの高い表現とみなされ中学校・高校の学習の場にはほとんど登場しません汗

 

実際は、その「キワモノ」「マニアックなもの」の方が英語圏では日常的に使われているのですが・・・むっ

 

 

 

【フレーズ表現の例】~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

下三角フレーズ表現(phrases下三角

丸ブルーfor instance:「例えば」

丸ブルーin spite of:「~にも関わらず」

丸ブルーas long as:「~している間は/~でありさえすれば」

丸ブルーYou're welcome.:「どういたまして」

丸ブルーGood luck!:「がんばれ、よ!」

 

 

下三角慣用的表現(idiomatic expressions下三角

丸レッドas smart as a whip:「頭の回転が速い」

丸レッドin one piece:「無事で、無傷で」

丸レッドwith flying colo(u)rs:「好成績で、大成功を収めて」

丸レッドcan't hold a candle to:「~には敵わない」

丸レッドburst one's bubble:「~の夢をこわす、がっかりさせる」

丸レッドput oneself in others' shoes:「人の立場になる」

 

丸レッドはすでにTwitterで紹介した表現ですヒヨコ

(ブログのみ御愛顧されている方は当塾のツイッターをご存じないと思い、そのまま二次利用チョキ

 

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注意 辞書によっては同じ語句であっても、慣用的表現とイディオムの判別が異なるものがあります。我々から見て意味が推測しづらいと思える『イディオム』であっても、その人(編集者やある地域・国の人)にとって「イメージがしやすい」と判断されれれば、(イメージ通りの意味を持つ)『慣用的表現』として分類される場合があるからです。

 

 

 

 

 

~・~・~~・~・~~・~・~

 

 

 

 

 

そして今回の主役の登場だ!

 

3 『イディオム(慣用句)』 :idiomsキラキラ

 

【特徴】~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1)構 成: 動詞、形容詞、副詞、名詞など表現ごとに複数の要素から成る

2)品 詞: 名詞句、形容詞句、副詞句などが主。(文法ルール無視の表現も多数!?

3)意 味: 1個 (語句から「意味」の推測は難しいダウンイメージしづらいダウン

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

実はこれこそが『イディオム』なのですが、中高生の参考書類には本来の『イディオム』は「ごくわずか」しか紹介されておらず、代わりに「句動詞」「フレーズ」を、また「2語以上のまとまり(いわゆる連語)」をイディオム・熟語として記載しているというのが現状です。その理由の一端については前述した通りです。

 

 

 

さてパー 

『イディオム』最大の特徴について考えてみましょうビックリマーク

 

と言いつつも

 

右矢印《後編》へ続く・・・バイバイ

 

 

 

 

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