笑顔里美☆世界中の子供達に夢と笑顔を!さとみ先生前向きパワー全開!愛♡と笑顔^^で人と人をつなぐ旅♡

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冒険と学びと愛と平和を愛する人。世界50ヵ国以上を歩く。26歳、ペルーの孤児院にて自分の天職を知る。幸せ探し自分探しの旅は南米から新たなステージへ!日常に宿る愛の儀式♡愛で世界を笑顔で一杯にする!

The limits of my language are the limits of my world. 人と人の間にはことばがある。人と自然の間にもことばがある。それはミクロなそしてマクロ的な世界。様々なことばを理解する事は、様々な世界を理解し、自分の世界を広げて行く事につながる。不思議な時間の流れの中で、何かを考える時、そして書く時は時間は永遠なものとなれるのかもしれない。。。



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 一つ目の愛の物語 

 

 

 やさしいG子ちゃん

 

 

 

 

 

G子ちゃんは、10人家族の末っ子。

 

おじいGさんと おばあGさんと、お父Gさんと、お母Gさんと、イチG兄さんと、

 

ニイG兄さんと、サンG兄さんと、ヨンG兄さん、

 

そして双子のゴン君とG子ちゃん。

 

 

 

 

Gファミリーの朝は 

 

先ず10キロのランニングから始まります。

 

 

町中のあらゆる道をくまなく走ります。

 

細い裏路地から下水道のパイプの中まで。

 

だからGファミリーは町のことは何でも知っています。

 

 

 

 

次に筋トレタイム。 

 

お家には、ありとあらゆる筋トレマシーンがそろっています。

 

 

みんな 「ふぅふぅ」汗をかきながら、体をきたえています。

 

 

特に足の筋トレは 一番大切!

 

 

なぜかって?

 

 

だってGファミリーにとって、足の速さが命に直結するから。

 

だから毎日、両手両足をがっちり鍛えます。

 

Gファミリーの男たちは、屈強ぞろい!

 

みんな勇ましい戦士のようです!

 

 

 

 

でも末息子のゴン君だけは、

 

おじいちゃん、お父さん、お兄ちゃんたちと一緒にトレーニングはしません。

 

 

なぜかっていうと、ゴン君はとっても心優しい男の子。

 

誰かとけんかをしたり、争うことがとっても苦手。

 

だからみんながトレーニングをしているときは、

 

やさしいおばあGと妹のG子ちゃんと一緒に、

 

みんなのためにお家のお掃除やご飯の支度をしています。

 

 

 

 

 

そんなゴン君は、よくお兄ちゃんたちにからかわれます。

 

 

「ゴン、そんなにひょろっちくって、

 

いつも家の掃除や料理ばかりしていると、女の子に間違われるぞ!」とイチG兄さん。

 

 

「ゴン、男だったら、もっともっと鍛えて強くならなきゃだめだ!」とニイG兄さん。

 

 

そうやって言われると、

 

ゴン君は シュン。。。ってしてしまいます。

 

 

そんなとき、双子の妹のやさしいG子ちゃんは

 

 

「わたしは やさしいゴン兄ちゃんが大好きよ!」と言って、

 

 

優しく微笑みながらゴン君の手をそっとにぎります。

 

するとゴン君もまた、

 

優しく微笑みながらG子ちゃんの手をにぎり返します。

 

 

 

 

 

Gファミリーで一番大きな食事は、

 

お昼ご飯です。

 

 

朝のランニングと筋トレをがっつりとがんばった後は、

 

みんなお腹がぺこぺこです。

 

 

 

長方形の木のテーブルには、

 

おばあGとゴン君とG子ちゃんが作った美味しそうなお料理がたくさん並べられます。

 

 

テーブルの一番奥が、おじいGの席。

 

そして奥から順番に、

おとうGとおかあG、イチGとニイG、サンGとヨンGが向き合う様に座ります。

 

 

テーブルの一番手前におばあG、そしてゴン君とG子ちゃんが、おばあGの両脇、テーブルの一番端っこに座ります。

 

 

 

 

 

2時間以上かけて食べる、Gファミリーのランチタイムはとってもにぎやかです。

 

そこでみんな、色々な情報を交換したり、作戦をねったりします。

 

 

「昨日の家は、戸棚の中にチョコレートたっぷりのチョコチップクッキーがたくさんあったぞ!

 

でもすぐに人間に見つかってしまったから、

 

猛ダッシュで逃げてきたよ」とイチG。

 

 

 

「俺が一昨日入った家には、美味しそうな生クリームがたっぷりのいちごショートケーキがあったよ!

 

でも昨日また行ってみたら、もう無くなっていたんだ」とニイG。

 

 

 

 

「おまえら、もう少し、人間の恐ろしさを理解しなくちゃいかん!!」と、

 

おじいGがちょっと厳しい口調で言います。

 

 

 

 

 

 

そしておじいGは、彼が生きてきた長い年月で経験してきた、

 

数々の恐ろしい体験を話し始めます。

 

 

 

あるときは 

 

「プシュ=====ッ!!」と強烈なスプレー攻撃。

 

 

 

あるときは 

 

「ブイ====ン!! ゴゴゴゴゴ====!! ギュルギュルギュル====!!」って

 

ものすごい勢いで吸い上げる掃除機攻撃。

 

 

 

あるときは 

 

「キャ====!!」っていう悲鳴と共に

 

「バシッ!! バシッ!!」と振り落とされるハエ叩き攻撃。

 

 

 

 

 

「いいか、人間どもはわしらが何も悪いことをしていなくても、

 

わしらを見ただけで殺そうとしてくる。

 

血も涙も無い、極悪非道な生き物なんじゃ。

 

今まで、どれだけ多くの仲間たちが人間たちによって殺されてきたか。

 

わしらは、ほんの少しの食べ物があればいいだけなのじゃが、

 

奴らは強欲で情け容赦がない生き物だから、

 

わしらを抹殺しようとするのじゃ。

 

いいか、わしの大切な家族たちよ、そのことを決して忘れてはいかんぞ!」

 

 

 

 

 

「今夜の仕事は、

 

昨日イチGがみつけた、チョコチップクッキーを1枚だけもらいに行く。

 

チョコチップクッキーが1枚あれば、

 

我が家族は何ヶ月もの間、食べ物の心配をする必要がなくなる!

 

今夜は大仕事になるから、

 

おばあG以外、家族全員一丸となって仕事をするぞ!」

 

とおじいGが家族みんなを鼓舞します。

 

 

 

そして今夜行われる大仕事、

 

チョコチップクッキー獲得大作戦に向けて、

 

作戦会議が熱く熱く繰り広げらます。

 

 

 

 

 

みんなが、あ~でもない、こ~でもないと

 

今夜のチョコチップクッキー大作戦に向けて熱く議論を交わしている傍で、

 

G子ちゃんは心の中でちょっと悲しくなってしまいます。

 

 

 

 

「なんで、みんな戦わなければならないのかしら。。。

 

 

そんなに恐ろしい人間のところになんか、行かなければいいのに。。。

 

 

わたしは道に生えている草や木の実を食べられればそれで十分。。。

 

 

美味しい食べ物が食べれなくても、

 

わたしは家族みんなが平和に仲良く一緒に暮らすことができれば、

 

それで本当に幸せなのに。。。

 

 

美味しい食べ物を手に入れるために戦って、

 

大切な家族が死んでしまうのは本当に悲しいわ。。。

 

 

 

わたしは誰にも戦ってもらいたくないわ。。。

 

人間と仲良く平和に暮らせる道ってないのかしら。。。」

 

 

 

 

 

 

 

 

家族団らんのにぎやかで熱い熱いランチタイムが終わる頃、

 

オレンジと赤と紫色の光で空をとっても素敵に彩りながら、

 

大きな夕日が西の空に沈んでいきます。

 

 

 

 

 

夜の帳が降り始めると、

 

いよいよGファミリーのお仕事の時間になります。

 

 

 

 

みんなそれぞれの戦闘服に着替えます。

 

 

おじいGは、拳法の達G。

 

黒帯をぎゅっと締めて、精神統一をするために瞑想タイム。

 

 

お父Gは、剣道の達G。

 

防具を身につけて、竹刀で素振り練習タイム。

 

 

お母Gは、高跳びの達G。

 

髪の毛をギュッとしばって、ジャンプの練習タイム。

 

 

イチGは、駆け足の達G。

 

ピッタリした陸上競技ウエアを身につけて、スタートダッシュの練習タイム。

 

 

ニイGは、ボクシングの達G。

 

真っ赤なグローブを両手につけて、サンドバッグでパンチの練習タイム。

 

 

サンGは、レスリングの達G。

 

青いレスリングウエアを身につけて、腰をとっても低くしながらタックルの練習タイム。

 

 

ヨンGは、弓道の達G。

 

白い上衣に黒い袴を身につけて、たくさん矢を射る射込み練習タイム。

 

 

 

今夜のチョコチップクッキー大作戦は、大仕事。

 

いつもは現場に行かない、G子ちゃんもゴン君も見張り役として一緒に行きます。

 

 

 

いよいよ出発の時間になりました。

 

みんな準備万端!

 

 

大仕事に出発する前に、Gファミリー全員で円陣を組みます。

 

左手はとなりのGの肩に置き、右手を円の中央に差し出します。

 

音頭をとるのは、おじいG。

 

「よし!今夜はチョコチップクッキーという大物狩りだ!

 

作戦通り、チームプレイで大仕事をやり遂げるぞ!

 

Gファミリー、ファイト、オ===!!」

 

おじいGの掛け声に続いて、

 

みんなも

 

「ファイト、オ====!!」と大きな声で言いながら、

 

中央に差し出していた右手を勢いよく天に向けて掲げます。

 

 

 

 

 

おじいG、お父G、お母G、イチG、ニイG、サンGとヨンGが

 

「サササッーーーっ」と

 

足早に目的地に向けて走っていくその後ろを、

 

G子ちゃんとゴン君も一生懸命についていきます。

 

 

 

今夜の仕事場は建物の2階。

 

脱出ルートはトイレの窓と洗面台の窓の2ヶ所。

 

ゴン君はトイレの窓の見張り役。

 

G子ちゃんは洗面台の窓の見張り役。

 

そしておじいG、お父G、お母G、イチG、ニイG、サンGとヨンGは、

 

完璧なチームワークで

 

チョコチップクッキーがあるキッチンの棚に向かって進んでいきます。

 

 

 

 

 

ゴン君とG子ちゃんは、

 

それぞれの持ち場でソワソワドキドキしながらみんなが無事に戻ってくることを願っています。

 

 

 

すると、突然

 

 

「ぎゃぁ~~~~!!!ゴキブリよ===!!!」と

 

 

そのお家のおばあさんが、窓ガラスが揺れるくらい大きな大きな声で叫びます。

 

 

その悲鳴の後、

 

「ドタン!! バタン!!」 

 

「ガッシャーン!!」

 

「バン!!バン!!」 

 

「ブォーーン!!ブォーーン!!」

 

「ブッシュ===!!」と、

 

 

ものすごい音が聞こえてきます。

 

 

 

 

 

G子ちゃんは、

 

もう心臓がバクバクバクバクと破裂しちゃいそうなくらいドキドキしています。

 

 

「どうしよう? どうしよう? 

 

みんなは大丈夫? 

 

ゴン君はどうしているのかしら? 

 

わたしはどうしたらいいの?」

 

 

 

 

 

すると突然、

 

 

「ガラガラガラ・・・」っと、

 

 

洗面台の横開きの扉が開かれます。

 

 

 

 

なんと、

 

G子ちゃんがいる洗面台のところに若い女の人が入ってきたのです!

 

もうG子ちゃんは、もうパニックです!!

 

 

G子ちゃんは、人間と戦うトレーニングは一切受けていません。

 

そもそも誰かと戦ったり争うことが大嫌いなので、戦い方も逃げ方も知りま

せん。

 

 

G子ちゃんは、余りの恐怖のため、

 

洗面台の端っこにじっとしたまま、全く動くことができません。

 

 

 

 

 

すると驚いたことにその女性は、G子ちゃんに向かって話しかけてきたのです。

 

 

「ゴキブリさん、大丈夫よ!怖がらないでね。

 

わたしはあなたを殺したりしないわ!

 

今、逃がしてあげるから、ちょっと待っててね!」

 

その女性は微笑みながらそう言うと、

 

「ガラガラガラッ」と

 

また引き戸を開けて、隣の部屋に行きます。

 

 

そしてすぐに、真っ白でふわふわなティッシュぺーパーを手に、

 

G子ちゃんのところに戻ってきました。

 

 

 

そしてまた、とても優しい笑顔を浮かべながら、

 

落ち着きのあるゆったりとした暖かな声で、G子ちゃんに話しかけてきたのです。

 

 

「ゴキブリさん、大丈夫よ。怖がらないでね! 

 

わたしは今からあなたをこのティッシュで優しく包み込んで、

 

外に逃してあげるわ!

 

だから、あなたは大丈夫よ!怖がらないでね!」

 

そう言うと、その女性はG子ちゃんをふわふわのティッシュで包み込もうとします。

 

 

ふわふわのティッシュがG子ちゃんの体にふわっと触れた瞬間、

 

「サササッ!」と、

 

G子ちゃんは思わず反射で横に逃げてしまいました。

 

 

するとその女性は、

またG子ちゃんに一生懸命に伝えようとします。

 

 

「あなたが、もう怖くて怖くて仕方がないのは、よく伝わっているわ。 

 

それに、わたしはあなたが、わたしたちに何か悪さをしようと思っていない

ことも伝わっているわ。

 

きっとあなたは、とてもやさしいゴキブリさんなのよね。

 

ゴキブリさん、本当に大丈夫よ。

 

怖がらないでね。

 

わたしは、あなたをこのティッシュで優しく包み込むだけだから。

 

そしてあなたを、外に逃してあげたいの」

 

 

今度はG子ちゃんの心に、その女性の優しい気持ちが響いてきました。

 

 

そしてG子ちゃんは、真っ白でふわふわなティッシュに優しく包まれながら、

 

無事、お家の外に逃してもらったのです。

 

 

 

 

一体全体自分に何が起きたのか、

 

まだよく状況を理解できないでいたG子ちゃんは、

 

道路のはしっこでうろうろしています。

 

 

 

するとその女性は窓から顔を出して、

 

またG子ちゃんに話しかけてきます。

 

 

「ゴキブリさん、多くの人間はね、あなたたちをとても嫌っているの。

 

 

だから、人間のお家の中には出来る限り入らないでね!

 

 

人間のお家に入ると、あなたたちは殺されてしまうわ。 

 

 

ゴキブリさんはゴキブリさんのお家で、平和に暮らしてもらいたいわ!

 

 

そしてあまり人には近づかないようにしてね!

 

 

元気でね! さようなら!」

 

 

 

G子ちゃんは我に帰ると、

 

おばあGが待っているお家を目指して、

 

脇目をふることなく、一心不乱に走り続けました。

 

 

 

無事にどうにかお家に着くと、

 

お家の入り口のところで、

 

みんなの帰りを「今か、今かと」心配しながら待っている、おばあGの姿がありました。

 

 

「G子!?本当にG子なのかい!よく帰ってきたね!」と、

 

おばあGが涙を流しながら、

 

ぎゅ~~っとG子ちゃんを抱きしめてくれました。

 

 

G子ちゃんは、おばあGにぎゅ~~うっと抱きしめられて安心したら、

 

もう涙がとめどなく溢れて、

 

「え~~ん、え~~ん」と大粒の涙をたくさんたくさん流しました。

 

 

G子ちゃんが「え~~んえ~~」と大泣きをしているところに、

 

 

 

「ただいま・・・・」と、

 

 

 

ドアの方から弱々しい声がかすかに聞こえてきます。

 

 

なんとゴン君が帰ってきたのです!

 

 

ゴン君は、服は破れて、体は傷だらけで、

 

ヨレヨレしながらお家の中に入ってきました。

 

「ゴン!!無事でよかった!!本当によく帰ってきたね!!」

 

そう言うとおばあGは、ゴン君もぎゅ~~っと抱きしめました。

 

ゴン君もおばあGに抱きしめられながら、

 

おばあGの胸の中で、わんわんと泣きじゃくりました。

 

 

 

 

 

G子ちゃんとゴン君は、しばらくの間おばあGの腕の中で思いっきり泣くと、

 

少し落ち着いてきました。

 

 

 

落ち着いてきたら、今度はお腹が空いてきました。

 

だから、おばあGが家族みんなのために作ってくれた美味しいご飯を、

 

3G 一緒にいつもの席に座って食べ始めました。

 

 

 

おばあGが作ってくれた暖かくて美味しいご飯を食べながら、

 

G子ちゃんとゴン君は、

 

今日の出来事を話し始めました。

 

 

 

 

 

おじいGさんとお父Gさんとお母GさんとイチG兄さんとニイG兄さんとサンG兄さんとヨンG兄さんは、

 

チョコチップクッキーがある棚にたどり着く前に、

 

怖いおばあさんに見つかってしまいます。

 

 

おばあさんは、ゴキブリ退治の達人でした。

 

 

 

おばあさんに見つかってしまったので、

 

おじいGは作戦を断念し、チョコチップクッキーは諦めて、

 

ゴン君が待つトイレの窓からの脱出を試みようとします。

 

 

 

 

みんな必至にゴン君がいる窓に向かって逃げようとしましたが、

 

ゴキブリ退治の達人であるおばあさんによって、

 

みんな殺されてしまいました。

 

 

 

窓のところで見張り役をしていたゴン君も、おばあさんに見つかってしまい、

 

ハエトリ網で何度も叩かれてしまいました。

 

 

それでもゴン君は、

 

どうにかこうにか逃げ切ることができたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

G子ちゃんは、洗面台に現れたやさしい心を持つ人間のことを、

 

おばあG とゴン君に話しました。

 

 

人間が住むところと、わたしたちGが住むところは別々の場所であるということ。

 

 

わたしたちが人間に近づかなければ、

 

人間はわたしたちを殺そうとはしないのだということ。

 

 

それぞれが、それぞれの世界で平和に共存し、

 

幸せに生きていく道はあるのだということを。

 

 

 

 

 

おばあGとゴン君とG子ちゃんは、街の中での暮らしをやめて、

 

自然が豊かな山の中に引っ越しをすることにしました。

 

 

 

 

そして3Gは、お山のふもとの、大きな古い杉の木の根っこの下に、

 

あたたかくて小さなお家をつくりました。

 

そこが、Gファミリーの新しいお家になりました。

 

 

 

 

山の中には、本当にたくさんの生き物たちがいて、

 

みんなそれぞれがそれぞれの生きる役割を持っているのだと知りました。

 

 

 

山の中にいる全ての生き物たちが持つ役割は、

 

どれもとても大切なもので、

 

どの役割も全てがお互いの命を支え合っていました。

 

 

 

おばあGとゴン君とG子ちゃんは、

 

お山での新しい生活でたくさんの素敵な仲間に出会いました。

 

 

 

ゴン君とG子ちゃんの新しいお家には、

 

カブトムシさん、クワガタさん、バッタさん、てんとう虫さん、

 

カミキリムシさん、コオロギさんなど本当にたくさんの素敵な仲間たちで、

 

いつもわいわいとにぎわうようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

今夜は、初めてお家に遊びにきてくれる、

 

ダンゴムシさん一家の歓迎パーティです。

 

 

 

パーティーの準備はバッチリです。

 

 

おばあGとゴン君とG子ちゃんが作った美味しそうなお料理が、

 

長方形の木のテーブルの上にたくさん並べられています。

 

 

 

 

 

そして その夜からというもの、

 

お山には、たくさんの生き物達の笑い声と 音楽と やさしい愛が

 

毎晩こだまするようになりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

image

 
 
 

ーー((とある夏の日の本当の物語))ーー





 

ゴキブリさんとの和平協定♡



 

シュワァァ~~・・・ プクプクプク~~・・・ 

 

 入浴剤の炭酸の泡をふんわりと楽しみながら湯船につかっているとき、 

 

ふっと ものすごいことに気づくの。  

 

実は、 お風呂に入る前、 コンタクトレンズを外そうと洗面台にいくと、  そこに 真っ黒な大きなGがいたの。 

 

そう、なんとゴキブリさん。  

 

実は、今年になって初めてGに遭遇したわ!  

 

例年どこからともなく、Gが我が家に紛れ込んできていたのだけれど、 

 

それが 一昨年あたりから、 我が家で Gの姿を見かけることがなくなっていたの。  

 

だから とっても久しぶりに 真っ黒くて大きなゴキブリさんに出会ったわ。 

 

東側の大きな窓に面した洗面台の蛇口の横に、 その真っ黒くて大きなGが 固まるようにして、じっと動かないでいたの。 

 

ただ、触覚だけはピクピクと動いていたわ。 

 

まるで、次なる動きに備えているかのように。 

 

Gの緊張感がとっても伝わってきていたから 

 

わたしは Gを安心させてあげなきゃ! って思い、やさしく話しかけたわ。 



 

 

「ゴキブリさん、大丈夫よ! 怖がらなくていいから! わたしは あなたを殺さないわ!  今、外に出してあげるから、ちょっと待ってて!」 

 

そう伝えて、

 

わたしは隣のダイニングに行き、 シュッシュッシュッ! ってティッシュペーパーを3枚手に取り、また洗面台に戻るの。



 

 Gさんは、一歩も動くことなく、 とっても律儀に同じ場所でわたしを待っていたわ。 



 

「ゴキブリさん、大丈夫よ! 安心してね。 ちゃんと外に逃してあげるから! 大丈夫。 怖がらないで!」 って話しかけながら。



 

 大丈夫よ!って伝えてはいたけれど、 

 

それでもG さんは最初、 

 

ティッシュに包まれることに恐怖を感じてしまい、 サササッ! 

 

て横に逃げてしまったの。

 

 3回目で、わたしは Gさんをふんわりとティッシュで包み込むように掴まえることができたわ。 

 

そして無事に Gを窓から外に逃してあげられたの。  





 

その後、 

 

まるで何事もなかったように、 わたしは普通にコンタクトレンズを外して、

 

 お風呂にふんわりと入っていたわけね。  

 

Gとの遭遇が、別に何か特別なことではなく、 

 

あまりにも普通に、自然な流れの中で、平和に解決できていたので、 

 

この出来事の特別性に気づくのに時間がかかってしまったの。 





 

その何事もなかったように過ぎ去ったGさんとの出来事が、

 

 実はものすごい変容の証であった!!! ということ。 



 

わたし、 生きたままのGを手にして、外に逃したのって、 

 

実は生まれて初めての経験だった! ということに改めて気づくの。



 

 それまでのわたしは,

 

この世界で最も苦手な生き物は,  

 

なんと ゴキブリだったのだということ!! 



 

そういえば、

 

 わたしはゴキブリが大の大の苦手だったのだということを すっかり忘れてた~~!!!



 

 余りにも、普通の出来事のように過ぎてしまっていたので、

 

 始めは、そのものすごい変化に気づかなかったの。  



 

 

かつてのわたしは、Gを見ると、

 

「 きゃぁ======!!」って叫んで、

 

 殺虫剤をフルパワーで 「シュ=====!!」って必死に撒きちらしたり、

 

 掃除機を出して 「ブォ=====!!!」って吸い込もうとしたり、

 

そう、ありとあらゆる手段でGと戦っていたわ。  

 

わたしも必死だったけれど、

 

きっとGも必死だったと思うわ。  

 

殺虫剤で殺したゴキブリさんを 

 

まるで何かの危険物でも扱うかのように、

 

 何重にも重ねたティッシュでササっと取り上げて、 

 

そのままトイレにジャ==!!って流していたりもしたわ。 




 

そんなわたしが 生きたゴキブリさんを優しく包み込むようにして手で取り、

 

 外に逃した。 

 

実はこれって、ものすごい変化じゃない!?!?って思ったの。

 

 だから今夜の出来事は、 ものすごく大きな変容の証であったのだと改めて思ったわ。











 

 

 

 G=ゴキブリは 多くの人類の集合的無意識の中で、 嫌悪と拒絶の対象になってきた存在。 

 

ゴキブリは 負の象徴として扱われてきた。

 

 何も直接的な害を及ぼさなくても、 その存在自体が拒絶の対象となってきていた。



 

 でも実際のところ、 今夜わたしが遭遇した真っ黒くて大きなゴキブリさんは、

 

 我が家に迷い込んできてしまっただけで、

 

 我が家に害を及ぼそうとか、

 

 わたしを傷つけようという意思は全く持っていないのだということ。







 

 教育や社会常識というもの。

 

 学校や家庭での教育において、 

 

そして 社会風潮や一般常識、

 

大人たちの言動からの 子供達への無意識への働きかけによる、

 

誤った判断や一方的な正義や不正義の刷り込み。



 

 ゴキブリは忌まわしい生き物であり、 排除すべきものであると。

 

 

でも実際のところ、 

 

わたしはゴキブリさんが我が家の中をうろつかないで、

 

 外で平和に暮らしてくれている分には 全く問題ないのだということ。 

 

 

ゴキブリさんが外で暮らしてくれている限り、 何ら問題はないの。

 

 だからわたしは、ゴキブリさんを外に出してあげたわ。 



 

ただそれだけのこと。 





 

人間って 不寛容な部分がまだまだたくさんある。 



 

何かを拒絶することで 自らのアイデンティティ(個性)を保とうとする。 



 

人種差別、 職業差別、 性差別、 格差社会、 地位や名誉、 学歴差別、  

 

人間は、ありとあらゆる分野において、自分を定義するために 差別を使おうとする。



 

 命の差別までする。 



 

ゴキブリやユダヤ人は、殺してもいい命といったように。 



 

本当は、

 

殺してもいい命など、何一つとして存在していないのにね。



 

 そして今夜、

 

わたしはゴキブリさんと、

 

愛と思いやりの平和な世界の中で、

 

 和平条約を結ぶことができたのでした。^^