新生フェスティバルホールでのレミゼ大阪公演もいよいよ明日は千穐楽です。2700席全席完売と盛況でやはりその人数の拍手はなかなか迫力があります。この8日で13回公演+4時間稽古一回な中々のハードスケジュールでした。


去年11月にエール大学にマスタークラスを教えに行った時にニューヨークに滞在し、ブロードウェイの「メリーポピンズ」でトランペット吹いてるニューヨーク時代の友人に「お前は週の公演数どれぐらい超えるとキツいの?」と訊いたら「う~んそうだねぇ、7回やると結構くるよねぇ」(ブロードウェイは基本週8です。全乗りする人は皆無です)と云う。


日本のミュージカルの公演数は多いです!(爆)


なので博多座の連投の時も今回の大阪の時も、コンディショニングのイメージは頭に描いて乗り込むわけです。トランペットですから構造上疲労蓄積や、舞台とオケピのタイミングのズレに直接的影響を最も受け、外れた音の全責任を負うわけです笑 まぁ、そんなことを気にしたらやってられませんし、自分の人生これにブチ込んで来たわけですから納得の行くものを提供している自信はあります♪


演目の繰り返しで起こる燃え尽き症候群に対するメンタルのケアも行い、毎日の舞台、音楽から常に微調整、習慣化する前の癖の修正をする訳です。


その結果、博多も大阪もいい感じに行けたと思います。フェスティバルホール、最初に感覚を掴むまでは手強い所もありましたが、掴んだら響きに身を任せられるいい感じの場所です。少なくとも2000年にニューヨークシティバレエで演奏した旧ホールよりははるかにいいかと。


明日もいつも通り、オケピからレミゼの時間軸、ドラマ、情感を音で作り上げるのみ。冒頭の「バン、バーン」のウエイト感、アクセント、爆発力がトランペットの腕の見せ所。