昨日マチネの後はカンパニー夏の大宴会だった。


都内某所でみんなでバーベキュー!キャスト、オケ、スタッフ混じって弾けてとても楽しい時間(^.^)b 和やかな雰囲気で情熱溢れ、そして人思いなこのカンパニー、大好きである。


ナマの音、音楽で情景を創る人間として舞台芸術に関わるなら役者は役者、オケはオケ、スタッフはスタッフで固まると発想が硬直化したり、本当の意味での「カンパニー」としての連帯感は建前以上のレベルでは得られない。だからオレは日本でミュージカルをこの2年ちょいやってる間は色んな人と交流を持っている。オケ以外のスタッフ、役者の何気無い一言に「これだ!」というヒント、切っ掛けは隠されている事も多いしね。


役者の言葉、語感、それが音楽を通してどう表現される事を望むのかを察してオケはその音の世界を創る。またそれとは逆に音、音楽に於ける情景描写を役者が感じて乗って来るべき場所がある。その情景描写のシーンには大道具、小道具、照明、舞台転換などの要素が絡んでくる。もちろんヘアメイクとかも。全てが絡まり、1つの有機的ドラマをつくる。


それぞれが強い主張をする。しかし、我を通すが為ではない。自分達が信じているものを持ち寄ってそれが化学反応を起こすからそれが必然。しかしお互いへのリスペクト、コミュニケーションの配慮があれば必ずよい方向に行くし。


オレはブロードウェイでもミスサイゴンをやってた。でもそれはそれ。この2012日本ミスサイゴンは全く違うもの。ここでのみ生きてる世界がある。だからブロードウェイの記憶は今は完全に捨て去った。


芝居を奥深く考察し、関連も読み取り、音の空間作りに拘る今のスタンスは日本での創造の楽しさが大きい。


新しい進化もあればタガが外れて緩くなる所もある。それをどういう風にコミュニケーションを取れば引き締める事ができるか、これをわかっていればメインテナンスが出来る。


このカンパニーはガチで行けるし、みんなアツい。リスクも怖れないし。エネルギーをぶつけるときに芝居の中でそれぞれ色々あるけど、創造の喜びを共有出来るのが素敵。

さぁ、明日は二回だ。