Hiro Noguchi: Music, Life, and Whatever ver.2-2012020422190000.jpg

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前の日記はかなりアンロマンティックだったね笑


まあ、バスクの城塞都市オンダリビア、シブールの魂の情景からパリのカオスまでのシフトが余りにも早く、小カルチャーショック状態だ…笑 まだ、ouiよりもsiが早く頭に浮かぶし…苦笑


オーバーカンプの駅を出てホテルに向かう50メートルの道の途中になんとフォーの店がある!ニコニコ


今日実は昼にオンダリビアのマーケットで買った残りのハムを二、三枚食べた他は何も食べてなかったので腹が減った。


アメリカのベトナム人コミュニティーのフォー専門店のような細麺の乾麺ではないが、結構よさげ。タイバジル、ミント、もやしが付いてきたしスリラチャソースもテーブル上に。


明日は早起きしてバスティーユの朝市でも行こうかな…音符


パリ滞在の目的は、街との再会、旅の総括、作曲である。ラッパは吹けてないから最小限マウスピースでは5分ぐらい吹いている。


さっき散歩に行ってきた。エッフェル塔がクリアーに見えるあの広場。そして大学三年生で初めて訪ねたときに立っていた同じ場所に20年ぶりに立った。


あの頃抱いていた様々な苦悩、そして葛藤。自らのあるべき姿はハッキリと描かれていたからそれを貫くだけの精神力の是非を自らに問い掛けていたとき。愛する人と結ばれなかった時、一度結ばれて離れたその絶望、その中で自分がどう前に進むか、という自分の心の内面で凝縮されていた精神の力、そしてそれを自分の存在を懸けて表現せんと思い描いていた音楽とサウンドが色々あった。それがコープランドのQuiet Cityであり、ベルテローのバラードだったのだ。La Flute de Panと言う楽譜屋で一日中店の床に寝っ転がって楽譜探ししたのが懐かしい。そのとき唯一買ったベルテローをHotel de la Paixのバルコニーから足付きだして読んだなあ。


それから20年。思えばとても沢山の出来事、人生の思い出を経て現在に至るわけだ。でもこの場所は変わらずにオレを同じように迎えてくれた。


20年。長い年月ではあるが、ある意味あっという間である。20年ぶり、ていうのは同じ場所、人には人生で2、3回しか使う機会がないものだ。しかし、いいね。


少しネオンが増え、少しハイテクになったが、いいね。パリ。


ジョルジュVがフォーシーズンの系列になってたね…


続きはまた明日。