ヨーロッパ日記、まとめてアップします。
ホテルにも朝飯があるんだが、ドイツに来たときの楽しみはBaeckereiやImbissなんだ。
特に朝飯でどんなパンを何と食べるかな、てのはなかなか想像力を刺激する。19年前にミュンヘンを歩いていたときにクンマーブラッテンをゼンメルに挟んで食い、それをビールで流す。そんな快感を朝飯で味わっていいのか、というのをゼンメルの香りに舌鼓を打ちながら感じていた。
ガイドブックを持っていかずに旅に出るのには理由がある。観光名所を繋ぐ旅行ではその街がどう広がっているかというコネクション、関連が見えてこない。だから鉄道駅のZentrumから歩き始める。そこから色々な方向に歩き始めると、大体目抜通りと中心地の感覚が掴める。そこから色々な方向に歩いて、あとは直感でレストランとかに入る。
こうして培う街の感じと、いわゆる観光名所の美味しいとこを繋いで培う街の感じは全然違う。だからオレは敢えてガイドブックを持っていかない。何かを逃してそれがオレに取って重要ならまた行けばいいだけの話である。
オレに取って観光名所を渡り歩く旅行ってのは、ラッパ吹きがオケ曲でラッパの美味しいとこだけ聴いたり、曲を知らないのにオケスタだけさらう発想を感じて面白くない。
町中で普通に流れているドイツ語、人々の表情、普通の建物、それが異国情緒じゃん。それぞれの「フツー」があまりにも違うからオレらはお互いに興味を持つんだよ。
そう言うわけで、今日は何気に普通の時間に起き、朝からフライブルグの街を散策。
Hauptbahnhof(中央駅)へ向かう。ドイツは改札がなく、全部検札である。だから駅から出るのはスムーズ、そしてすぐ外に街が広がっているからものすごく駅近辺のレイアウトがすっきりしていていい感じである。
駅構内のK&Uというチェーン系ベーカリーでハムサンドを買う。パン屋の女の子が明るく応対、「Zwei-fuenfzig」(この子に限らないけどこの辺の人は「zig」とかのgをはっきり発音するんだね、ツィックとか)といい、「ダンケ、チュス」と満面の笑顔でオレに話し掛ける。
ホームのベンチに腰掛けて食う。
う、うまい笑
パンが香ばしい。だから具が少な目の方がパンの香りを引き立てる。ヨーロッパのサンドイッチはアメリカよりも具は少な目で、パンがいい。薄くバターを塗ってあったりは今の日本のサンドイッチの原型のルーツがヨーロッパにある事を思い出させる。しかも食費浮きますよ~

フライブルグの街並みはキレイだね。のんびり歩いてるだけで色んな想像を掻き立てられる。まあ、時計台の横にマクドがあったりはご愛敬だが笑
アコーディオンのおっさんがのんびり弾いてる時に教会の鐘の音が遠くからしてくる。それがとても心地よい。
この街は観光客が少ないね、というかほとんど見ない。
途中で帽子屋を見付けた。色々オキニなのがある。値札を見ると、魅力的。この値段でこれが買えるんだ、しかもユーロ安!
帽子屋の上品そうなおばさんは勿論英語はしゃべれない。試していいか訊いたらオッケーっていうからショーウインドに手を伸ばすと慌てて「achtung, nein, nein」と言って奥から持ってきてくれた笑 最初に試したのは小さすぎて2つ目に試したのがジャストフィット。買った。19ユーロ。良さげでございます。
戻ってくると途中にソーセージ職人がソーセージを作っている写真がいくつかあり、とても興味をそそられたがまた後で笑
まだまだ続きます。


