ノバボサは次の登板は28日。ゆっくりとダメージの蓄積した口を癒すことが出来た最初の機会。いやー、レミゼとノバボサで7日間に13公演というキチガイじみたスケジュールをよくやったもんだと思う。でもハードルが上がれば人間のメンタルのエネルギーも上がるものだ。


色々読書中。いつも音楽を教えるときに


Everything is related-というのは音楽家としての理智と感性がより高いレベルで自然に融合する為に会得しなければならない思考プロセスの必須だ、音楽に加えて社会(社会科学)、歴史、心理学、数学(ハーモニーのバランスや進行、リズム)、文学等を学び、それがお互いに関連するということを学べ、という話は自分の分野ではもう10数年しているのだが、最近読んだ橋爪大三郎/副島隆彦共著「小室直樹の学問と思想」(ビジネス社、ISBN978-4-8284-1636-6)を読んだときに小室博士の遺した思想、文を読むと、そういう関連性がまさに最高レベルで実践されているのがひしひしと感じられる。中学生の時に小室本を読んだ時には全くその深層がわからなかった。今また色々ゆっくり読み返してみたい。


彼の言葉に触れると知的好奇心が一気に活性化するし、自らの為すことに信念を持つという日頃の考えに加えて色々な事をまた学び直したい、とも思う。音楽では毎年それをやっているけど、色んな事でそれをやりたい。


理性だけでは音楽は出来ないし、ハートだけでもダメだ。一見対極にあるようなこの2つの要素は、実は本質的には同根であり、お互いの存在に欠かせないパートナーシップであると言うのを見抜かなければならない。


学問にはロジック(論理)に基づいたシステムがあり、理念がある。そのそれぞれの学問に存在する有機的要素を感じる事が出来れば、色々な事が見えてくるし、発想が先入観の枠、表面的形骸に縛られることもない。

さて、休みが有効に活用できそうだ。