素晴らしいポテンシャルを感じた1日だった。京大、京芸、大音、大教、相愛、京都女子等の学生が集結したこの「烏丸御池シンフォニー」、長年の夢の第一歩だ。
今日はプルチネッラのシンフォニアでボウイング、ウエイト感、身体の無意識なブレ、聴覚、空気感の感じ方を掘り下げて行った。
先入観と固定概念というのはフィジカル的にもヒアリング的にもかなり無意識に染み付いているので、それを取って本来のサウンドを得るのにかなり忍耐力、精神力が要求されるリハーサルだったけど、メンバー達は乗りきった。そして指示の意図を把握して反応するスピードが速い。サウンドはいい方向にどんどん変わってる。
プルチネッラの所謂アンティークなサウンドのシンプルさを作り上げるのは中々難しい。いわゆるこの曲はイメージ的には「鮮烈」とされることが多い。だから「躍動感」の要素が安易に表面的に使われる事が多いからなんとなくリズミックな所やテンションが上がると弦のサウンドがポンティチェロ臭い音色(ヒドイ表現笑)にすぐなってしまう。これは弓の角度と返しの時のエネルギーのブレが無くなるようにすれば解決する。
弦も管もやはり音の最初と最後の部分に耳を澄ませて音の見切りを鍛えたらそれだけでなんと音楽に花が咲くことか。
その後にクープランの墓の最初の楽章2つをやるのだが、だんだんと透明感に溢れてふくよかなサウンドが生まれてくるではないか。昔のフランスのなんともいえないサウンドが好きで、その重力感も現代的なボウイングに生じるストレスを取るだけでサウンドが生まれ変わる。勢いを付けてもやはりトーンの芯が失われてはならない。そして動作が少なくてもレスポンスが速いと音は響く。これが本来の「シンフォニック」なサウンドなのだ。管楽器と弦の絡みも自然になってきてる。
というか、こんな幸せがあっていいのか?
ていうぐらいにオケのサウンドに包まれている時に満たされている。
大学生の時からこんなオケを作りたかったと夢見てから20年。感無量。そしてこんな事が実現できるなんて、運営の際に協力してくれている色々な人に感謝
終わったあとに何人かで茶しながら、からきょうの将来、どう持っていくか、どんな行事を組み込んでいくことにより、からきょうの理念、個性をアピールすることが出来るかに付いて意見交換。色んなアイディアが出る。サブカルチャー層にアピールする為の布石を敷いてオフィシャルな組織にする為のヴィジョン、方法に付いての方向性のヒントが沢山生まれた会話だった。
1年半後、夏にオーケストラセミナーとして発足するのを目標としている。そしてそこに至るまでのプランやサイドイベントも色々個性的でユニークな、色々な人が楽しめる企画をみんなで沢山考えている。
そうなんだ。Yes, we can.
オレ達なら出来る。21世紀型意識改革、ネオ・ルネッサンス。そのリーダーになるんだ。
さあ、今日のリハーサルも楽しみだ。プロセスを楽しんでいただくのもからきょうのカリキュラムの一環です。本日5時、天王町(白川丸太町)交差点近く、音楽空間「ネイヴ」です。完全無料公開、是非来てください。我々の音楽作りを是非見てほしい

今日はプルチネッラのシンフォニアでボウイング、ウエイト感、身体の無意識なブレ、聴覚、空気感の感じ方を掘り下げて行った。
先入観と固定概念というのはフィジカル的にもヒアリング的にもかなり無意識に染み付いているので、それを取って本来のサウンドを得るのにかなり忍耐力、精神力が要求されるリハーサルだったけど、メンバー達は乗りきった。そして指示の意図を把握して反応するスピードが速い。サウンドはいい方向にどんどん変わってる。
プルチネッラの所謂アンティークなサウンドのシンプルさを作り上げるのは中々難しい。いわゆるこの曲はイメージ的には「鮮烈」とされることが多い。だから「躍動感」の要素が安易に表面的に使われる事が多いからなんとなくリズミックな所やテンションが上がると弦のサウンドがポンティチェロ臭い音色(ヒドイ表現笑)にすぐなってしまう。これは弓の角度と返しの時のエネルギーのブレが無くなるようにすれば解決する。
弦も管もやはり音の最初と最後の部分に耳を澄ませて音の見切りを鍛えたらそれだけでなんと音楽に花が咲くことか。
その後にクープランの墓の最初の楽章2つをやるのだが、だんだんと透明感に溢れてふくよかなサウンドが生まれてくるではないか。昔のフランスのなんともいえないサウンドが好きで、その重力感も現代的なボウイングに生じるストレスを取るだけでサウンドが生まれ変わる。勢いを付けてもやはりトーンの芯が失われてはならない。そして動作が少なくてもレスポンスが速いと音は響く。これが本来の「シンフォニック」なサウンドなのだ。管楽器と弦の絡みも自然になってきてる。
というか、こんな幸せがあっていいのか?

ていうぐらいにオケのサウンドに包まれている時に満たされている。大学生の時からこんなオケを作りたかったと夢見てから20年。感無量。そしてこんな事が実現できるなんて、運営の際に協力してくれている色々な人に感謝

終わったあとに何人かで茶しながら、からきょうの将来、どう持っていくか、どんな行事を組み込んでいくことにより、からきょうの理念、個性をアピールすることが出来るかに付いて意見交換。色んなアイディアが出る。サブカルチャー層にアピールする為の布石を敷いてオフィシャルな組織にする為のヴィジョン、方法に付いての方向性のヒントが沢山生まれた会話だった。
1年半後、夏にオーケストラセミナーとして発足するのを目標としている。そしてそこに至るまでのプランやサイドイベントも色々個性的でユニークな、色々な人が楽しめる企画をみんなで沢山考えている。
そうなんだ。Yes, we can.
オレ達なら出来る。21世紀型意識改革、ネオ・ルネッサンス。そのリーダーになるんだ。
さあ、今日のリハーサルも楽しみだ。プロセスを楽しんでいただくのもからきょうのカリキュラムの一環です。本日5時、天王町(白川丸太町)交差点近く、音楽空間「ネイヴ」です。完全無料公開、是非来てください。我々の音楽作りを是非見てほしい

