スタジアムに、なかなか辿り着けない人。 下

バスは定刻から二分ぐらい遅れて、出発した。
「私が乗って無いから、少しだけ出発が遅れたのだ。」
そう考えると、目的地が霞んでしまう。
まずは、財布の落とし物届けが無いか調べる。
無いから、連絡先と財布の詳細を書いて駅員に渡してきた。
何とはなしに、ズボンの前ポケットを触ったら………。
財布があった………。
直ぐに切り替えた私は、三ノ宮駅に市営地下鉄(200円)で移動した。
新神戸駅で、JRバスの到着を待つよりも、阪神バスに乗った方が早いのだ。
しかしこの区間が、1.3kmの距離しか離れていない事は後で知った。
駅到着後に、前に訪れた一年以上前の記憶を辿った。
すんなり、阪神の有人切符売り場には着いた。
すると時間が迫っていて、バスで直接切符を買い求める様に言われた。
バス停には、様々な地域からのバスが到着していた。
今思えば………。
バスを待つのにも、この時から余裕が失われていた様にも考えられる。
私はバスの運転手に、チケット売り場で直接購入の指示を受けた事を告げた。
その場で支払おうとすると、千円札が一枚足りない。
運転手さんに、両替してもらいました。
そして、発車。
やっと、落ち着けました。
そして到着、鳴門公園。
しかし、応援の声は聞こえず………。
案内板を見ても、競技場は無いです。
グループが、駐車場に降りていくのを付いて行きました。
すると、タクシーで移動する別のグループ。
バス停があり、時刻表を見ても時間があります。
この時点では、逆に吹っ切れる。
タクシーを呼ぶしか無いなぁ、と考えているとタクシーが通った。
荷物を降ろしたまま、手を挙げてアピール。
すると、気付いてくれた様です。
料金3000円オーバーで、ハーフタイムに着く事が出来ました。
あえて、予定を頭に入れないで行動すると………。
上手くいかない事が、逆に面白いと思った。