大劇場にて「アナスタシア」観劇!(聴覚障がい者脚本貸出しサービス) | 和気あいあい。

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中途失聴でも楽しく、いろんな事に出会いたい!今日も元気で1日ぼちぼちやってます!宝塚が大好きです。

宙組「アナスタシア」を観劇してきました。

※宝塚大劇場では12月14日千秋楽でした。

 

宝塚大劇場で聴覚障がい者への脚本タブレットの貸し出しサービスをお願いするのは今回が初めてでした。

大劇場の改札入って左手にある「インフォメーション」へ、開演20分前迄にお伺いし貸出しして頂きました。

 

脚本を落し込んだタブレット端末を拝見しながらの観劇は2度目です。

 

あらかじめ脚本のファイルを開いて渡して下さったので、すぐに見る事が出来ました!!

 

1997年のオリジナルアニメ映画が元となったミュージカル作品です。宝塚では男役さんが主役ですが、この作品はタイトルの通りに「アナスタシア」が物語の中心人物となって描かれています。

私はこのミュージカル作品その物も観るのは初めて。(映画も観た事がありません)

今回タブレット端末で脚本を拝見しながらが初観劇です。

 

主演の真風涼帆さんは、詐欺師ディミトリ。ヒロインの星風まどかさんはアナスタシア(ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の末娘ではないかという少女です)です。

 

物語は史実とは違う所もありますが、元になった作品がディズニー作品ということもあって、ヒロイン像がしっかりしていて、夢があって、物語にドキドキあり、涙あり・・波乱万丈のアナスタシアと、ディミトリの物語に、どんどん引き込まれていきます。ラブ

ネタバレになるので、内容に関してはここまでにしますね。

 

2幕ともお芝居のミュージカル1本になります。最後にフィナーレダンス(ショー)が数曲ついていて、いつものお約束の大階段がありました。

ずっとタブレットで脚本を追いかけながら舞台を観劇していて

内容をしっかり掴めて、ミュージカルなので歌もありますが、その歌による台詞も歌唱されていると同時に見ながら読む事が出来ました。

演者の方の表情や場面が、スタンダードに届いてきます。

音楽性を知るには難聴なので難しい、でも内容をしっかりとらえる事で、共感おねがいえーんおねがいえーんおねがいえーんおねがいえーん

役の今の気持ちがダイレクトに届いてきました!!

タブレットで台詞を見ながら観劇、手元をしっかり辿りながら

でも問題なく進行についていく事ができました。

この作品、ミュージカルだから間があったり曲のメロディーがあったりで、ゆったり進む場面もあるので、焦らずゆっくり観劇できました。

 

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ディミトリ(真風涼帆さん)の当初の心がだんだんと変化していくのもわかったし、アーニャ(星風まどかさん)の中での戸惑いや悲しみが揺れ動いてるのもわかりました。

飽きる事が無い、あっという間の時間、脚本の文字を追いながら

「アナスタシア」の世界に没頭~~ドキドキドキドキ

芯の強いヒロイン像に、感動しました。

まどかちゃん、最高です!!

 

2番手の芹香斗亜さんのグレブ・ヴァガノフ役は主役の二人にとっては憎まれ役に当たるのかもしれないのですが、私には悪い人には見えなくて…。ちょっと同情ぎみに見てしまいました。それも、演じる芹香斗亜さんの演技によるものなのかな・・・?素敵でした。

3番手の桜木みなとさんのブラド役、なんと達者な役者さんなんでしょうか。役所をしっかり出してるので、分かりやすいし、見やすかったです。3枚目な役ですが、見ごたえありました。真風さんやまどかちゃんと同場面に出る事が多く、ストーリーには欠かせない役所!

今回は女役に挑戦された、和希そらさんはリリー役。

インパクトが強く、歌も踊りも沢山あって凄かったです。男役さんであるイメージは受けません。なんてナチュラル~びっくりしました。

組長の寿つかささん(皇太后)も男役から女役へ。

芝居がしっかりされてるので、どちらを演じても凄い方です。

皇太后が芝居の中でも重要な人物なだけあって、存在感がありました。76期生だったかな…花組の組長と同期で、本当に頼もしい限りです。

アレクセイの遥羽ららちゃん、めちゃめちゃ可愛かったですラブラブ少年役でもラブリーですね!

瑠風輝さんはニコライ2世陛下…若手(98期)がやるにはちょっと年嵩な役なので、見た目はしっかり作ってらっしゃったけど少し物足りない気もしました。東京公演ではお父さんであり、皇帝陛下でもあるのが伝わって来るようなるだろうと期待してます。

アナスタシアの姉、オリガに愛海ひかるさん(100期)が!!おーっ!

男役さんだったのですが今回から転向されたんですね。ティアラもされるせいもあって、背が高い娘役さんだなぁって思いました。

天彩峰里ちゃん(100期)はなんと!アナスタシアの少女時代を演じています。アーニャ役の星風さんとは同期だし、しっかり大人になったアーニャに繋げてくれていました。100期生活躍ですね!

鷹翔千空さん(101期)も、ロシア人のサーヴィチ役を演じてらっしゃいました。。

組替されてきた、マリア役の潤花ちゃん(雪から)、可愛かったです。ドレス姿も良いですね。まだまだ宙組さんに来て間もないので、まずはしっかり皆さんについていかなくちゃって頑張ってるのが伺えました。バレエの場面(オデット)が私的には潤花ちゃんのうなじから腕への線が伺えてウットリしました。天使の羽っていうのでしょうか、背の筋肉までしっかり動かしていらっしゃって綺麗でした。私はバレエを見た事が無いのですがバレエのマイムって難しそう~。

同じく組替で来られた紫藤りゅうさん(星から)もこの公演からですね。

このお二人は今回が組替え直後というのもあるので、組に早く馴染んで欲しいなぁ~という気持ちを含みながら観劇しました。

 

若手の顔を覚えるのは大変なのですが、今回貴重だったのはバレエの場面でのロットバルト役の優希しおんさん(100期)とジークフリート役をしていた亜音有星さん(103期)。これとわかる出番を頂いていて、お顔を覚えたいと思いました。

 

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宙組を観劇するのは久々です。

壮麗帝はチケットを持っていたのに、見れなくなり、再開したけど公演期間が難しく見れませんでした。去年から見てないという事になるので本当に久しぶりでした。

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聴覚障がい者へのサービス(まだ公式ではありません)を始めて下さったおかげで、スムーズに物語に入る事が出来ました。

宝塚歌劇では、タブレット端末による脚本の貸し出しサービスをして下さっているおかげで安心して公演のチケットを抑える事が出来ます。

歌劇団様、本当にありがとうございます笑い泣き

 

次は雪組「fff」を観に行きます。↓阪急電車内の吊り広告ですニコニコ