蝉生(せみの一生)セミの鳴き声を聴いて、名句を詠ん だのは、芭蕉だ。毎日、庭で鳴く蝉には煩いなぁーと思う。しかし、早朝の散歩の時に、道端に横たわっている蝉の死骸を見ると、蝉の人生、いや、「蝉生」に何と無く哀れさを感じてしまう。「蝉生」の大半を地中でおくった後、たった数日を地上で過ごし、最期を迎える。煩く感じる蝉の鳴き声が、岩に染み入ると詠んだ芭蕉の凄さを感じる。