台湾のホンハイに買い取られるらしいね。
再生機構の案は消えたね。
昔は、ハヤカワ電気と言う社名だったが、創業者が発明したシャープペンシルのsharpに社名を変更したそうだ。
経営コンサルタントの大前研一氏は、グローバルビジネスをやるにはこの社名は通じないと以前指摘していた。
sharpは、形容詞だから、欧米の人が聞くと "sharp what?" と思うそうだ。
英語名の社名なら、一ひねりがいるんだね。
そんなことを思い出しながら、どこがが 「眼のつけどこがシャープ」 だった?
ブラウン管テレビの時代は、自社製のチューブが作れなくて、テレビ組み立てが実態だったそうだ。
ただ、海のものとも山のものとも分からない時に、「液晶」に経営資源を注ぎ込んだのは有名な話。
大阪万博のパビリオン出展をせず、そんな金があれば開発に使うと、液晶に注ぎ込んだ。
そのお陰で、液晶のシャープの位置が出来た。
この液晶を使った電卓ビジネスでも、シャープは成功した。
カラー液晶と液晶の大型化で、遂にシャープは液晶テレビで世界1となった。
亀山モデルは、SONYのウオークマンに相当する称賛だった。
しかし、その地位は長続きしなかった。
何故?
外から見ていると、次の点が気になる。
1.市場、顧客のニーズが理解できているのか?
2.技術、製品の本質を理解できているのか?
最初の点は、日本の家電メーカーだけに限ったことではないが、横並び思考や成功者追随思考が原因ではないかと思う。
シャープの製品で、パイオニアとして開発した、市場を牽引したというものにお目にかかった記憶がない。
つまり、先駆者なり成功者が既に存在する市場、それも成長する過程にある市場を相手にするなら、追いつけば良い訳だ。
血ヘドを吐くような経営、開発経験の度合いが、どこまで蓄積されているかだ。
二番目は、自分の立ち位置の認識だ。
液晶技術を先駆的に開発したのは評価に値する。
それを、自社のカラーテレビに使い、カラー液晶テレビの時代を作ったのも評価される。
しかし、この液晶ビジネスのビジネスモデルが経営として確立していたのか?
液晶部品事業だ。
人の振り見て...と言う。
先行者に追いつく困難さを液晶事業に作り込みが出来ないと、先行者利益は長続きはしない。
自社の事業の成否の歴史からの学びはどうだったのだろう?
シャープの液晶技術が、ホンハイの買収で、中国に流れる、これは日本国の国益に反すると大声で叫ぶ知識人がいる。
本当にそうか?
半導体技術同様に、電子部品の設備産業を担う台湾企業は中国本土を生産拠点にしている。
問題は、日本のエレクトロニクス企業に見られる、牛歩並の経営システムだ。
ホンハイに限らず、東南アジアの華僑ファミリーの経営スピードと経営者の胆力に負けている訳だ。