遠藤周作の本を読み進んだ。
「生と死を考える」の章の終わりに近づいてきたが、「美容整形」について触れていた。
周作先生の意見は、「美貌であることと魅力があることは違う」「親がくれた顔をいかに魅力あるものに変容するかも必要」と言う。
くくりに、ポロㇼとする話を紹介していた。
形成外科の医者の所に、ある日お婆さんが顔を治してくれと来た。
その歳で今更と事情を聞いたところ、そのお婆さんは笑いながら「死んだ亭主は浮気者で、その度に『これもお前が不器量の性だ』と言ったからで、もうすぐあの世に行って亭主に会うだろうから、その時に驚かしてやりたい。『私はこんなにいい女だ』」と言った。
その医者は納得して治してやったそうだ。
確かに「良い話」だが、あの世で再会した亭主が、奥さんだと思わずにナンパするともっと面白いね。