弟の調子が余り良くないようだ。
手の甲に出ていた皮膚炎症が、手や足、そして背中まで広がっている。
皮膚科に行っているが、痒みを抑える薬を貰って塗っているだけ。
医者に自分の病気のことは話していないから、適切な処置が出来ていないかもしれない。
夜中に痒くなって起きるのか、今朝は応接間で居眠りをしていたし、昼食後は自分の部屋で爆酔状態。
私が庭の草を取っている間に、お袋が便意を催した。
弟を何度も呼んだが起きてこないと、自分で簡易便座に座って用を足していた。
自分でやれるからと悦んではいられない事情がある。
「今度倒れたら、寝たきりになりますよ」と医者に言われているから、自分で動くのは危険。
「もう起こさないと、夜眠れなくなるから」とお袋が弟を起こせと言う。
「病人だから眠れる時に寝させてやれば良い」と私が言うと、
母親が急に怒り出した。
「きちんとした生活をやらせないと、人間はだめになる」と鍵常人の扱いを言い出だす。
先月末でボランティアの仕事を辞めたが、むしろ以前より悪くなったとも。
弟の病気のことが、本当は理解できていないのでないかと思う。
主治医から言われているが、「しっかりしなさ」「責任ある仕事をしなさい」「頑張りなさい」などは本人に大きな負担になるので、できるだけ本人のペースで対応するしかにと。
それを言うと、
「そんな事は無い、ちゃんとした人間ならできるはずだ」「あんたは何にも解っていない」と言うなり一人で機嫌を悪くして、テレビを消してそっぽを向いてしまった。
母親に「老人性」のボケが出てきてもおかしくないが、弟の病気を悪化させるようなボケには困ったもんだ。
母親の「愛」からかもしれないが、過ぎたるは及ばざるが如しかもしれない。