高齢副作用? | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

89歳の母親が昔話をする。

私が知らない時代の話ばかり。

「思い出話」だから、きっと「良い思い」でを話すと思い聞く。

戦争が終わって、軍人で東京住んでいた長男家族が戻ってきた、また、朝鮮で教師をやっていた次男家族も戻ってきた。

普通なら、戦争で親兄弟を失ってしまう人も多いのに、誰一人欠けることなく戻ってきた訳で、幸運な家族と喜んだとなるが。

そういうことは一切語らない。

まず、始まるのが長男の嫁さん、母親から見れば義理の姉さん。

この人の「根性」の悪いことが、天下一品ということだ。

何故、そんなことを言うのかと思う。

この義姉からいじめられたという話でもするかと思いきや、まったく思いもよらないことを言い出す。

この義姉は、お袋の里の商家から嫁できた。

その商家は燃料を扱っていたが、やりての女主人で有名だったとか。

ただ、娘がいないと言うので、親戚筋から養女としてもらわれてきたのが義姉だそうだ。

昔なら結構多いケースだと思うが、母親は違うことを話し出す。

親戚筋と言っても、どこの馬の骨とも解らん。

養女らしいが「女中」みたいに使われ、一切の教養とか、家庭の躾とかを受けて育っていないから「根性」が悪い、

と言うのだ。

どこまでが真実か確かめるすべも無い。

母親が子供の頃に聞いた話が元になって、本人の創作も加わっているかも知れないが、実際に母親自身がいじめられたとか言う話は一切無いから、聞いた話を膨らましているのだろう。

この話が、長兄の息子の嫁さんの悪口のイントロになる。

長兄の息子が、母親の実家を相続しているが、田舎で寂れた町だから今は誰も住んでいない。

彼も仕事の関係で、車で1時間くらいの北九州市に住んでいる。

ある時次兄の法事で帰省した時に、実家を母親が覗いたら、何と家具が全て片付けられていて、家のなかがガラン洞だった。

総ヒノキ作りの家だから、きっと売るつもりだと言う。

そんな知恵を付けさせたのが、長兄の息子の嫁さんに違いないと。

この嫁さんは、北九州の人だそうで、ロクデモない性格とまで言う。

結局、長兄にしろ、その息子にしろ、嫁さんが悪いと人間が悪くなると言うのが母親の言いたいことのようだ。

できれば楽しい思い出話を聞きたと願うが。

高齢化した性か、それとも生来の性格か?