生と死について | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

遠藤周作氏の「眠れぬ夜に読む本」の最初が「生と死について考える」。

キューブラー・ロスと言う「女医」の著書「死ぬ瞬間」「続死ぬ瞬間」の紹介から始まった。

世界的なベスト・セラーだったらしい。

周作氏のこの本の初版は1996年9月だからその時代のね。

周作氏が興味を覚えたのは、京都で開催されたトランス・パーソナル学会での彼女の講演内容だ。

その内容は、2500人の「蘇生者」にインタビューした結果から得られた「共通する3項目」。

「蘇生者」の定義は、医者に「お亡くなりました」と宣告されて3分後、5分後に息を吹き返したような患者のことだそうだ。

息を吹き返すまでにどんな体験をするのか?

「共通する3項目」とは、

①意識と肉体との分離

②愛した死者との再会

③愛と慈愛に満ちた光に包まれる

これから、彼女は「もう一つの世界が死後にある」と。

死によって肉体と共に我々の意識も消滅するのではなく、意識は昇華されて新しい別の世界に行く
と彼女は言う。

”先立って死んだ愛する者に再会できるという希望は、何よりもその家族関係を大切にする日本人にとっては大きな悦びとなる。”

と、周作氏は結んでいる。


蘇生者に「共通する3項目」で、思い出したのが「ゴースト」と言う映画だ。


まさしくこの項目が映画の中のシーンとしてあったよ。


蘇生者の経験の「①意識と肉体の分離」では、遠く離れた会いたい人のところへ直ぐ行くことが出来たという。

東京の会社の就職して独身寮に入っていたが、父親の兄貴(叔父さん)が夢の中に出てきた。

翌日、父親に電話したら「夕べ亡くなった」と。

「虫の知らせかな」と言っていたが。


ここまでにしておけば良いのだが、性分だからこう言うことを考えてしまう。

「蘇生者」と「死者」とは、同じ体験をするのか、しないのか?

「蘇生者」から聞いた話は「蘇生者」のみが体験するものなら、それで話はおしまい。

しかしだね、「死者」も同じ体験をして、死後の別の世界へ行くとすると、色々面白いことが「死後の別の世界」で起きることになる訳だね。

肝心なことは「死後の別の世界」が一つの世界かどうかだが。

例えばだが、死別した配偶者に会わずに、元彼には会ったとすれば、「愛していた」のはどっちだったかが解るよね。

でも、死後の世界では、どうでも良いことのように思えるが。

「意識の昇華」がキーワードのようだが、一体全体それはどうやるのかな…。