完全数とは | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

完全数とは、自分以外の割り切れる数の和が自分と同じになる数のことです。


例えば「6」6の約数は1,2,3,6の4つです。


自分以外の約数を足し合わせてみると・・・1+2+3=6。


この「6」が完全数です。


「真の約数」とは自分自身より小さな約数のこと。6でいうと、1と2と3です。これをすべて足し合わせると6に戻ります。


例えば、10の真の約数は1と2と5、足すと8で10にはなりません。12の真の約数は1と2と3と4と6で足すと16で12にはなりません。


6の次の完全数は「28」です。真の約数1,2,4,7,14の合計は28となります。


その次は「496」その次は「8128」です。



さらに5番目の数字は一気に8桁まで行きます。1950年以降はコンピューターの計算で探すようになり、2016年に見つかった49番目の完全数は4000万桁を超えています。

完全数には一定のルールがあります。
縦の長さが横の2倍の長方形の面積で考えた時、長さは2を何回か掛けた数とします。横が2を2回掛け合わせた2²=4の時、縦は2²×2=8となります。

次に長方形の端から縦が1の長方形を切り落とす。残った長方形の縦は8-1=7。自分と1以外で割り切れない「素数」。この長方形の面積は7×4=28。完全数が出てきました。

(縦の長さ-1)が素数の時、長方形の面積は完全数となります。

2024年10月には52個目が発見されました。
「2の136,279,841乗から1を引いた数です。

「完全数は無数にあるか」「奇数の完全数は存在するか」は未解決問題。
いまだに分かっていないことがあるなんて、ドキドキしますね。