1月10日は伊東の日 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

私の故郷伊東には「東海館」という市の指定文化財があります。


1月10日は語呂合わせで伊東の日ということで、見学無料でした。


昭和3年に開業した木造旅館です。
私が高校生の頃は通学路として良く通っていた道です。


恥ずかしながら、初めて中に入りました。当時の職人たちが色々な木材を使って腕を競ったそうです。


部屋から見る松川の佇まいが心を落ち着かせます。


昨年全国各地で見て廻った料亭建築の様式を取っています。
こんなに近くにあったなんて、灯台下暗しでした。


書院の造りが各部屋凝っています。職人が腕を競ったのが見て取れました。


障子の格子もそれぞれ素晴らしかったです。


望楼は昭和24年に増築されました。建築的には4階に当たります。その頃は低層の建物しか無かったので、眺望が素晴らしく天城山まで良く見えた様です。

建築基準法は昭和25年に施行されました。今では法律的にこの規模の木造建築物は建てられません。


旅館としての経営はやはり難しかったようで平成9年に幕を閉じ、その後伊東市に寄贈され、平成13年より市が観光文化施設として開館させました。

後世に残していきたい建物です。
古民家再生協会としても協力したいと思います。

今度は大浴場に入りに来ようと思います。