さらに大糸線も調べちゃった(笑) | GSX-R125遊び!

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新型の車体(GSX-R125)と遊ぶことになりました。
バイク遊びは楽しいよぉ~w

前回に福塩線を調べていたらやっぱりこちらもキチンと調べたくなっちゃいました。

すると・・新たな発見は旧型国電が在籍中の北松本支区では鉄道ファン向けに当日の運用と車両番号を貼り出していたそうです。

(twitterで1981.5.5の写真を発見しました!)

やっぱり国鉄!そういうサービスだけはホント良かったのね~(爆)

さて前回製作した2両も(クモハ51027・クモハ51014)ちょっと増やせたりしないかなぁ~?と目論んでみました。

ところで大糸線も福塩線と同様で電化・非電化区間がある路線なんですよね。

もちろん電化区間の松本~南小谷間(非電化区間:南小谷~糸魚川)で運用されていたんですね。

南小谷向きが【偶数向き】で松本向きが【奇数向き】になります。

大糸線は山岳路線になりますからどちらかというと124kwのMT30搭載のクモハ60形が多く在籍していました。

それでもわずかですが100kwのMT16を搭載したクモハ51形も活躍していました。

ここはひとつ「ねこまた」さんの大糸線編成表から抜き出して1両ずつ写真を探して確認してみました。

・クモハ51013 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ ※方向転換車(偶数向きに使用)

        運転席関西式通風器付

・クモハ51014 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 偶数向き 

        運転席関西式通風器なし

・クモハ51025 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ ※方向転換車(偶数向きに使用)

        運転席関西式通風器付

・クモハ51027 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 奇数向き

        運転席関西式通風器なし

・クモハ51032 ①-③電気関係、②-④空気関係 母線④ 空気作用菅③ 偶数向き

        運転席関西式通風器なし

・クモハ51804 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 南小谷向き(偶数向き)

        運転席関西式通風器なし、助手席側窓のHゴム化、運行表示灯窓のHゴム化、運転席上部の通風口なし

        パンタグラフ部分低屋根

クハ68形3両(クハ68001・クハ68011・クハ68017)はすべて正面切妻でした。

結果!大糸線に在籍していたクモハ51形・クハ68形は・・・・・1両も適合しませんでした(笑)

そこでなぜか?フッと考えました。

前回の福塩線でも調べたとおり、このクモハ51形は東京仕様と大阪仕様の2種類が存在しているんです。

しかも東京仕様は半室運転台仕様と全室運転台仕様の2種類が存在しています。

製造年度と製造メーカは次のとおりです。

1935年度(東京仕様:半室運転台)

 ・日本車輛製造(6両):モハ51001~モハ51006

 ・川崎車両  (4両):モハ51007~モハ51010

1936年度(東京仕様:全室運転台)

 ・新潟鐵工所 (3両):モハ51011~モハ51013

 ・日本車輛製造(3両):モハ51014~モハ51016

 ・汽車製造支店(5両):モハ51017~モハ51021

 ・日本車輛製造支店(5両):モハ51022~モハ51026

1936年度(大阪仕様:全室運転台)

 ・日本車輛製造(4両):モハ51027~モハ51030

 ・田中車輛  (6両):モハ51031~モハ51036

 ・川崎車両  (7両):モハ51037~モハ51043

1937年度(大阪仕様:全室運転台)

 ・日本車輛製造(9両):モハ51044~モハ51052

 ・川崎車両  (3両):モハ51053~モハ51055

1938年度(大阪仕様:全室運転台)

 ・川崎車両  (2両):モハ51056~モハ51057

各社ともに奇数番号・偶数番号を作っていたんですよね。

そこでこの57両の写真を探して見ていたらおかしな事に気が付いてしまいました。

それは基本的?に旧型国電の床下機器は奇数向きの奇数番号車は②-④電気機器、①-③空気機器になっていて

偶数向きの偶数番号車は②-④空気機器、①-③電気機器になっているはずなんですよね。

しかし東京鉄道管理局の中央線向けに作られた26両だけは全車が奇数向け(高尾向き)に使用するからと

偶数番号の車両まで②-④電気機器、①-③空気機器になっていたんですね。

その後、製造されたクモハ51形は奇数番号の電気機器は②ー④側で偶数番号は①ー③側とキッチリ

分けて製造されているんですよね。

配置先が変更になって車両の向きが変更になっても(方向転換車)床下機器の方向に変わり無いんです。

そこで中央線に投入された偶数番号車だけをすべて調べてみる事にしました。

・クモハ51002(戦災廃車:マニ72 10)

・クモハ51004→クモハ51804 電気機器②-④

・クモハ51006→クモハ51806 電気機器②-④

・クモハ51008→クモハ51810 電気機器②-④  

・クモハ51010        電気機器②-④

・クモハ51012→クモハ51814 電気機器②-④

・クモハ51014        電気機器②-④

・クモハ51016(戦災廃車:東芝モハ1048)

・クモハ51018→クモハ51818 電気機器②-④

・クモハ51020→クモハ51820 電気機器②-④

・クモハ51022→クモハ51822 電気機器②-④

・クモハ51024→クモハ51824 電気機器②-④

・クモハ51026(戦災廃車:マニ72 7)

やはり中央線投入車は見事に電気機器が奇数番号車と同じだったんですね。

当然、パンタグラフからの母線も空気配管も奇数番号車と同じだったと考えられますよね。

しかもこの23両の経歴はけっこう面白いんですよ。

そもそも戦後も京阪神緩行線や急電として活躍していた大阪管理局の42系が横須賀線に移籍しちゃったんですね。

その代わりとして東京鉄道局から戦災を逃れた中央線向けのこのモハ41形23両が京阪神緩行線に転入してきたんです。

そして大阪管理局はこの23両を1951年から1952年にかけてセミクロシシートに復元してさらに歯車比の変更(1:2.52→1:2.26)までおこなってモハ51形に復番させたんですね。

そして多くは低屋根車の800番台に改造されて最後の最後まで旧型国電の聖地で活躍したのでした。

いやぁ~こいつはぜひ「ねこまた」さんには低屋根仕様の屋根も販売して欲しいと思っちゃいました(笑)