イギリスでは新型コロナウイルスの一日の新たな感染者が7万人を超え、これまでで最も多くなりました。変異ウイルスのオミクロン株による感染も累計で1万人を超えていて、政府は警戒を強めています。

イギリスでは15日、新型コロナウイルスの一日の新たな感染者が7万8610人と、前の日に比べて2万人近く増えました。

一日の感染者の数としてはことし1月上旬のおよそ6万8000人を上回り、これまでで最も多くなりました。

感染が急速に拡大している変異ウイルスのオミクロン株への感染が確認された人は累計で1万人を超えていて、ロンドンでは感染者全体のおよそ60%を占めているとみられています。

ウィッティ首席医務官は15日の記者会見で、オミクロン株の感染が広がるスピードが速いとして「本当に深刻な脅威だ」と述べ、入院している人は現在は横ばいとなっているものの、ロンドンなど一部の地域では増えてきていると指摘しました。

そして、クリスマス後にはオミクロン株に感染して入院する人は大きく増加するおそれがあり、医療がひっ迫する事態につながりかねないと懸念を示しました。

イギリス政府は2回のワクチン接種では不十分だとして、軍やボランティアも投入して18歳以上のすべての対象者への追加接種を急いでいて、各地のワクチン接種センターには連日、長い列ができています。