新型コロナウイルスの感染拡大が続くロシアでは、1日当たりの死者の数が1254人と過去最多となっていて、一部の地方都市では医療体制がひっ迫し、対応に追われています。

ロシア政府の発表によりますと、20日、新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者の数は3万7120人で、死者の数は1254人と、前日と同じで過去最多となっています。

地方都市のなかには医療体制がひっ迫しているところもあり、このうちロシア極東の沿海地方では、医療機関の病床の使用率がおよそ9割となっているということです。

このため自宅で療養する患者も多く、ウラジオストクの診療所には毎日、250件ほど往診を依頼する連絡があり、医師たちが対応に追われているということです。

また医療従事者が不足していることから、地元の医学部の学生らおよそ90人が、ワクチン接種の支援にあたっているということです。

学生の1人は「1日に300人か、それ以上来る時もあります。本当に大変です」と話していました。

ロシアでは、自国製ワクチンへの不信感などから接種が遅れていて、政府は、来年2月から航空機や列車の利用者や文化施設の入場者などにワクチンの接種証明の提示を義務づける法案を議会に提出し、規制強化を進めようとしています。