2度目の米朝首脳会談、非核化めぐり「難航」予想する声も | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

YAHOOニュ-ス(産経新聞)1/19(土) 17:13配信

 

 

トランプ米大統領が18日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の有力側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長と2度目の米朝首脳会談を2月末に実施することで一致したのを受け、米朝両政府は会談の詳細を詰めるための実務者協議に入った。協議では、完全非核化の具体的措置が取られるまでは制裁を緩和しないとするトランプ政権と、米国に「相応の措置」を要求する北朝鮮がどこまで折り合えるかが最大の注目点となる。

 

  国務省は18日、ポンペオ国務長官と金英哲氏が同日会談したのに続き、米朝による初の実務者協議を行ったと発表した。詳細は明かさなかったが、協議は「生産的だった」としている。

 

  2度目の首脳会談に向けた米朝当局者による本格的な話し合いは、19~22日にスウェーデンを訪れる国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表が現地で予定しているとされる、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官との実務者協議で行われる見通しだ。

 

  トランプ氏にとり北朝鮮の非核化問題は外交・安全保障分野での最大懸案の一つ。2度目の首脳会談などを通じて成果を上げられれば、2020年大統領選での再選にも弾みがつく。

 

  共和党重鎮のグラム上院議員は声明で「ここまでこぎ着けたトランプ氏の功績は大きい」と称賛した。

 

  ただ、トランプ政権が「完全かつ全面的に検証可能な非核化」の大前提とみなす、北朝鮮による核・弾道ミサイルや核関連施設の申告リスト提出に関しては、北朝鮮が拒否姿勢を明確にしている。

 

  トランプ政権は、北朝鮮との融和姿勢を強める韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権から「相応の措置」に関し、「朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言」や「米朝の互いの首都への連絡事務所の設置」「人道支援の実施」などを行うよう提案を受けているとされる。

 

  金正恩氏は文氏に対し昨年、米国による「相応の措置」の見返りに寧辺(ニョンビョン)の核施設を閉鎖する用意があると伝えた。しかし、北朝鮮国内には寧辺のほかにも秘密の核施設が存在すると指摘され、北朝鮮の非核化を保証する措置とは言い難い。

 

  専門家の間では、トランプ氏が金正恩氏との直接会談で朝鮮戦争の終戦宣言に伴い在韓米軍の縮小や撤収に言及することを警戒する声も根強い。また、仮に北朝鮮と大陸間弾道ミサイル(ICBM)など米国に対する直接の脅威の低減で合意した場合、日本や韓国に対するミサイルの脅威が置き去りにされるとの懸念も出ており、トランプ政権は引き続き慎重な舵取りを迫られそうだ。